La Liga 第2節 アスレティック ビルバオvsバルセロナ マッチプレビュー
どうも、くれたです。今回はビルバオ戦のマッチプレビューを書きたいと思います。2戦連続バスク州の強豪と試合をする稀なシーズンですが、勝利を願って応援しましょう!
両チームの開幕戦
ビルバオ
まずはホームチームのビルバオ。開幕戦を一応フルで見たのですが、対戦相手が格下のエルチェだったので、あまり参考にはならないかもしれません。いつもビルバオを追っているわけではないので、あまり深くまで考察することはできませんが、それでもよければ、是非。
ビルバオの開幕戦を見た際のメモをツイートしたので、それをもとに振り返ってみます。
次節対戦チーム ビルバオの偵察メモ
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月18日
(対エルチェ戦のため、バルサとは比べにくい)
・4-4-2
・攻撃時の連携の質は高い
・ボール奪取後すぐに縦に速い攻撃へ
・球際の荒さは暴力団予備軍
・最終ライン高め
・左SHのムニアインは中央寄り
・クロスにはとにかく堅い
・セットプレーとイニャキは注意。 https://t.co/MNTqKLMo3I
4-4-2
システムは4-4-2でした。堅く守ってカウンターで仕留める。まさに”堅守速攻”を得意とするビルバオ。昨シーズンにバレンシア時代から4-4-2を使いこなしているマルセリーノが監督に就任し、4-4-2のお手本のようなチームを作り上げています。
攻撃時の質
自分が見ている限りではカウンター失敗時にはボールを保持する時間を設け、横幅を広く使った遅攻に切り替えていました。その際にダイレクトプレーや中央とサイドへのパスを繰り返し、相手ブロックを揺さぶるパスワークを見せていました。これも相手が格下のエルチェだったためであると考えることもできますが。
縦に速い攻撃
数シーズンバルサを見てきたクレたちが1番心配していることはカウンターでしょう。ビルバオの陣地深くに押し込み、ボールロストしてからのカウンターで何度ピンチになったか。今回の試合でもこの現象は免れないでしょう。ただ、少しでも攻撃を遅らせることが出来れば、ソシエダ戦でも見られたように鬼ような帰陣のスピードで戻ってきてくれます。
暴力団予備軍並みの荒さ
昨シーズンのスーペルコパ決勝で見せつけられた球際の荒さ。今シーズンの開幕戦でも健在まではいかないものの、荒いことには変わっていませんでした。デヨングとの競り合いでデヨングの鼻に頭をぶつけたり、メッシの進路を妨害したりと、今思い出してもなかなかひどいものでした。第二の下手フェの座を新生バレンシアと争います。
最終ラインの設定
対戦相手がエルチェだったため、ビルバオのボール保持時間が多く、その際の最終ラインはハーフウェーラインまで高く設定していました。バルサ戦では基本バルサにボールを握られる展開、時間帯が多くなると思いますが、ビルバオの最終ラインが高くバルサがカウンターを発動できる場面になれば、ブライスウェイトやデパイなどカウンター時にその持ち味を発揮できる選手がいるので、ここも注目です。
要注意選手
要注意選手はこれまで何度も名前を挙げたイニャキです。爆発的なスピードでバルサの最終ラインをぶっちぎり、ゴールへと迫ってきます。おまけにフィジカル能力も高く、身体をぶつけてもちょっとやそっとじゃ倒れません。しかし、バルサにもアラウホというスピードあり、フィジカルあり、身長ありのビッグなCBが対峙するため、今までピケとラングレの鈍足コンビで対応していた時代よりかはかなり安心してみることが出来ています。
更にもう一人、ムニアインです。左サイドを主戦場とするビルバオの10番です。特徴は高精度のキックです。特にセットプレーでの彼のボールは全体的に高身長であるビルバオの選手たちを活かすにはもってこいです。
バルセロナ
バルサの開幕戦の振り返りは記事にして投稿しているので、ぜひこちらをご覧ください。
簡単に要点をまとめておくと、ソシエダの守備戦術や念願の11人守備などに触れ、最後に興味深かったスタッツに少し触れたりしています。
心配な要素
バルサは開幕戦に後味は悪かったものの、素晴らしい試合を見せてくれました。しかし、心配な点もあり、今回は2つ触れます。
アウェー、サンマメス
第2節はカンプノウではなく、ビルバオのホームであるサンマメスです。アウェーサポーターからの圧力に滅法弱いバルサ、その圧力に押されないか心配です。ソシエダ戦では少なくともサポーターの声援に後押しされた部分はあると思いますね。
メッシなしの攻撃
ソシエダ戦でメッシがいなくてもある程度攻撃できることはわかりましたが、昨シーズンにビルバオから奪った得点のほとんどにメッシが絡んでおり、ビルバオの堅い4-4-2ブロックに対してどう立ち向かっていくのが、楽しみでもありますが、心配でもあります。
予想スタメン
ビルバオは開幕戦にウナイシモンを招集しておらず、どうなるかわかりません。相変わらずいい選手が揃ってますね。
バルサはソシエダ戦からエリックガルシアをアラウホに変更しただけのメンバーで予想しました。何度も触れてきたイニャキに対応するためにアラウホは必須だと思われます。
バルサのキープレイヤー
バルサのキープレイヤーとして、アラウホとデヨングを挙げたいと思います。アラウホは先述の通り、イニャキを完封するためです。デヨングはゴール前を固められた際の飛び道具として期待しています。メッシがいた頃よりはゴール前に飛び出す回数は少なくなっていましたが、デパイが思っていたよりも0トップのような動きをしていたので、デパイとデヨングの動きが噛み合えば、チャンスをうまく作れるかもしれません。
今回は以上です。いかがでしょうか? 今回は時間があったため、このような記事を書きましたが、大学が始まるとおそらくプレビュー記事を書くことは厳しいと思います。ですがかける限りは頑張ろうと思いますので、いいねやリツイート、フォローなどよろしくお願いします!
では。
La Liga21-22シーズン 第1節 バルセロナvsレアルソシエダ マッチレビュー
どうも、くれたです。ついに開幕しました、ラリーガ。新加入選手、カンテラーノの活躍を期待する中、メッシの不在の影響が大きく響かないかどうかと不安を募らせるまさに波乱万丈な試合内容となりました。今回はマッチレビューです。是非読んでいただき、いいねやリツイート、フォローをよろしくお願いいたします!
スタメン
バルセロナ
まさかのエリックガルシアがスタメン。このツイートである通り、自分はエリックガルシアに一番期待していたので、めちゃめちゃ嬉しかったです。
エリックガルシアがスタメンでくれたは発狂しそうです。 https://t.co/MIiNDG7VLU
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月15日
そして相変わらずぺドリスタメン。代わりの選手はいたけど、クーマンとしてはなんとも開幕戦を白星で締めくくりたかったのでしょう。
レアルソシエダ
こちらはイサクが欠場。エリックガルシアのスタメン起用はイサクの不在と考えることもできますね。
五輪組であるスビメンディ、メリーノ、オヤルサバルが3人そろってスタメン出場し、バルサに勝ちに来ました。
前半
マンマークディフェンス
この試合、ソシエダは対バルサの戦略としてマンマークディフェンスを採用しました。相変わらずマンマークディフェンスにめっぽう弱いバルサにとって、この対策は非常に効果的であると試合を見ていて思いましたが、なんと、ネトがロングボールを蹴り、前線の3枚であるグリーズマン、デパイ、ブライスウェイトをターゲットにすることで、後方からのビルドアップを封じる裏目を突きました。
センターサークル付近にはバルサの前線3枚とソシエダのピボーテ+CB2枚だったため、数的同数の展開をバルサ側が質の面で上回ったということですね。
これまでのバルサは前線に必ずと言っていいほど、メッシが君臨しており、マンマークディフェンスを搔い潜るためにロングボールを蹴ってもなかなかセカンドボールを拾うことが出来ず、ペースを握られてしまうことが多かったのです。早くもメッシがいた時のバルサといなかった今シーズンからのバルサとの差別化が出来ましたね。
念願の11人守備
今シーズンからはメッシの不在により、11人守備が可能となります。やっと現代サッカーの常識に1歩近づいた、という感じです。これまではメッシの守備免除によりブスケツなどが自らの守備ポジションを捨ててまでプレスをかける場面が見られましたが、今回の試合にそのようなシーンは見られませんでした。
クレ一同「こ、こ、これが11人守備なのか、ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル」
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月16日
得点シーン
バルサは前半で2点を奪いました。1点目から振り返っていきましょう。
1点目
ぺドリがハーフゾーンでボールをもらい、反転する際に接触を受け、ファール獲得。キッカーはデパイが務め、デパイのボールを我らがピケがヘディングで押し込みました。
ヘディングのタイミングといい、デパイのボールといいすべてがパーフェクトでした。そして何より、新加入選手であるデパイとエリックガルシアの選手登録のために大きく年俸カットを受け入れてくれたピケがゴール。なんとも感慨深いものがありました。
2点目
2点目は前半のアディショナルタイムに生まれました。前半終了が近づくにつれてズルズルと攻め込まれていたので、展開的にも、時間帯的にもソシエダに大きなダメージを与える得点となりました。
ソシエダのGK、レミーロのヤヌザイへのフィードをエリックガルシアが冷静に対応し、デヨングが回収。そのまま右サイドを駆け上がり、大きな山を描くようなクロス。デパイの頭上を越え、左サイドから走りこんでいたブライスウェイトが頭で合わせた。
後半
後半は前半で苦しんでいたソシエダが2人の選手を投入します。
シルバ→バウティスタ、 ヤヌザイ→バレネチェア
バルサは交代なし。
前半よりはソシエダにボールを握られる時間帯が多くなり、ズルズルと自陣に下がるようなシーンも多くありました。しかし、なんとか土壇場で途中まで守り切っていました。
ミドルサードからフィニッシュへ
後半ではフィニッシュまでのプロセスを取り上げます。体力を消耗してくると、マンマークディフェンスなどの人についていくような戦術は思うように機能しなくなります。そこでバルサは前半よりも細かくパスをつなぐことを始めていきました。
CBがボールを持つとデヨングとブスケツが必ずと言っていいほどサポートに入り、確実な数的有利の場面を作り出します。ぺドリは1列前でライン間とハーフスペースが交わるようなエリアでボールを受けること狙います。
ペドリの凄さの一つは曖昧(相手にとって嫌)なポジションでボールを受けられること。特徴的なのがバイタルとハーフスペースが交わったエリア。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年7月18日
このエリアでファーストタッチで前を向けるから、そりゃ相手にとって嫌な選手になるよねって話。
奪われた後も追い回せるし。 pic.twitter.com/Occa7roJVk
前線の3枚はサイドでボールを受けても単独突破を狙うわけではなく、簡単にボールをはたき、中央でチャンスを伺っていました。
ソシエダは4-5-1のブロックを敷き、コンパクトに構えましたが、SBがうまく横幅を使い、ソシエダの守備ブロックを横に広げることに努めました。
グリーズマンとデヨングの縦関係は時折、逆になることもあり、昨シーズンからの武器であるデヨングのゴール前への飛び出しは継続されていました。このデヨングの飛び出す動きはメッシが及ぼす影響力があってこその武器であったので、今シーズンはどうなるかと思いましたが、継続されていましたね。
特に3点目は最前線でアルバのクロスに合わせようとしました。デヨングは直接このゴールには絡みませんでしたが、これからもこの動きは重要になってくるかと思われますので、注目です。
デヨングのゴール前への飛び出しはこれからも武器になり得るとは思うんだけど、メッシがボールを受けに降り、その空いたスペースを使うことでより効果があったと思う。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月15日
昨シーズンから顕著に見られたメッシのデヨングへ出す左サイドからのクロスも無くなるから、アルバが担うのか。
失点
今回の試合では惜しくも2失点。是非クリーンシートで試合を締めくくりたかったところでしたが、新加入選手であるエメルソン、カンテラーノのニコを投入した直後に起こってしまったので、クーマンを責めることはできませんし、選手たちを責めることもなかなか出来ません。
しかし、1失点目は若干ぺドリの強度が落ちていたために起こってしまったと考えています。もちろんこの原因は過労死寸前のぺドリの起用と何故かぺドリを下げずにデヨングを下げたクーマンです。
2失点目は審判の判定に少し納得がいかない部分もありますが、オヤルサバルがただただ上手かったですね。
とどめの4点目
3-0から一気に3-2まで追いつかれたバルサ。クーマンが慌ててラングレを投入し、システムを5-3-2に変更しました。完全に守りの態勢に入ってしまい、なんだか情けない、、、
個人的な好みかもしれないけど、試合の締めくくり方として守備的な選手を投入するよりも、バルサらしく鳥籠気味になってもいいから、主導権を握ったまま試合を終えたい。ビダルのような選手ならまだしも、今日みたいにCBを急いで投入するのはう~んって感じ。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月16日
しかし、後半アディショナルタイムにカウンターで仕留め、4点目。
バルサがボールを奪ったときにセルジロベルトは自陣のどちらかというとゴール側にいましたが、グリーズマンとブライスウェイトを信じて最後まで走ってくれました。
これまでこのようなカウンターではメッシに頼り切っていたので、今シーズンはデパイやブライスウェイトの縦への速さを活かせるようにデザインすることが求められます。
スタッツを少し齧る
ここではたまたまTwitterで拾ってきた興味深いスタッツを示した画像を添付し、少し話します。
これはファイナルサードでの両チームのアクションの図。バルサは総本数42本でそのうち30本成功させており、PA内への16本のパスの内、8本を成功させています。この辺りはさすがバルサといったところでしょうか。
メッシがいない中での相手に引き込まれたときの攻め方が楽しみですね。
これで以上です。いかがでしょうか?これからもこのようなマッチレビューを書いて投稿していくつもりなので、ぜひいいねやリツイート、フォローだけでもよろしくお願いします!
では。
La Liga21-22シーズン 第1節 バルセロナvsレアルソシエダ 試合前展望
どうも、くれたです。今回は夏休みで時間があるので、開幕戦であるソシエダ戦の展望について書こうと思います。
選手情報
バルセロナ
バルサはなんといってもメッシの退団。資金面の話でごちゃごちゃしていましたが、今回は割愛。圧倒的な武器を失い、現有戦力+新加入のアグエロ、デパイを組み合わせてなんとか攻撃力を補うしかなくなった。しかし、肝心のアグエロは怪我。デパイに期待が集まる。
その他の選手ではデヨングが怪我をしていたものの、何とか開幕戦に間に合う模様。彼は昨シーズンのソシエダ戦で大きな活躍をしたため、これはバルサにとって好材料です。
デヨングは昨シーズンのソシエダ戦の2試合とも重要な役割を担っていたから、開幕戦に間に合うのはとても大きい。前半戦はゴール前の飛び出しを行って得点を決め、後半戦はリベロ起用されチームの守備面とビルドアップ面の質の安定と向上に貢献した。 https://t.co/O1EDXyIGBI
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月13日
ユーロに続きオリンピックの決勝までしっかり出場したペドリやエリックガルシアも練習に合流。替えの聞かなくなったペドリは休暇を拒否してまで開幕戦に出る模様。ここで怪我される方があとあと厳しくなるので、無理はしてほしくない。
エリックガルシアは個人的に新加入組の中で一番楽しみな選手。フィジカル面こそアラウホやミンゲサに劣るものの、ビルドアップ能力はピカイチ。もしかしたらブスケツの最終ラインでの役割も軽減できるかもしれません。
レアルソシエダ
こちらもオリンピック組のメリーノやスビメンディ、オヤルサバルが合流。堅実な層の厚さとクオリティを兼ね備え、リーガ上位を十分に狙うことが出来る選手を揃える。
バルサにとっては朗報になりえる能動が舞い込んできており、それはイサクの欠場の可能性があるということですね。
イサクやスビメンディ以外にもヤヌザイはバルサにとって脅威となります。独特のリズムのドリブルを備えており、バルサとしてはなるべく前を向いた状態でボールを持たせたくないですね。
予想スタメン
あくまで予想のため、大外しする場合があります。イサクは希望も込めて出場しないと予想しました。
展望
主導権争い
どちらのチームもボールを握ってゲームを進めたいスタイルのため、いかに相手チームよりボールを握る時間を多く作り出し、主導権を握ることが重要だと思われます。
バルサはメッシがいなくなったことでプレス回避法の一つを失ってしまいましたが、PSMを見る限り、これまでのバルサよりも丁寧にパスをつなぐ傾向が見られました。その点でもデヨングの出場は非常に大きい要素ですね。
メッシの攻撃力をどう補うか
何よりも気になるのが絶対的であったメッシの攻撃力をどう補うか。攻撃力が大きく下がったことは目に見える結果ですが、新加入のデパイやおそらく召集されるデミル達が現有戦力の選手たちにアクセントを与えてくれる予感がします。クーマン自身も大きな期待を寄せているので注目ですね。
攻撃力を補うことも大事ですが、メッシがいなくなったことで守備をする人数が単純に考えて1人増えます。今までメッシの分まで走っていたグリーズマンやデヨング、ブスケツらの負担が少なくなり、より堅い守備ブロックを構築することが出来るかもしれません。
今回は以上です。今シーズンは毎試合振り返りのような記事を書いていくつもりなので、気になった方は読んでいただき、いいねやリツイート、フォローまでしていただけるとありがたいです!
くれた、今シーズンから毎試合後に記事を書くことに決めました。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月13日
大学とバイトの予定もろもろで数日遅れることがありますが、どうか見てやってください。
それでは開幕戦、眠い時間帯ですが、頑張って起きて応援しましょー!
メッシの存在とこれからのバルサがすべきこと。
どーも。くれたです。ブンデスは無事再開し、日常生活にサッカーが返ってきた喜びを感じています。リーガやプレミア、セリエAの再開時期も続々と決まり、楽しみが増えていきますね。前回のブログからだいぶ期間が開いてしまいましたが、読んでいただけたでしょうか?
まだの人は是非。
前回の記事もメッシが絡んでいましたが、今回もメッシを取り上げたいと思います。(すんません)
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メッシの存在とその影響
みなさんはもちろんご存じであると思いますが、メッシの存在は一選手としてのスケールを超え、バルサの物事のほとんどが彼中心に考えられ、動いているようなものです。攻撃面では完全に依存し、チームとしての戦い方から、獲得候補に挙がる選手、放出候補に挙がってしまう選手など、彼の発言などでクラブの方針がコロッと変わってしまうほど。
しかし彼に依存してしまうのも無理ありません。なんたってサッカー史上最高の選手なんですから。バロンドールを六回受賞して改めて世界に証明しました。当たり前のように1,2人抜いてしまうドリブル。相手がどんなにうまく守備陣形を組んだとしても、それだけでこちらはあっという間に数的有利に。何とかファールで止めても、彼には憎いほど入るフリーキックの技術があります。ほかにも、ミドル、チャンスメイク、フリーになるうまさ、巧みな動き出しなどまさに戦術破壊兵器です。
しかし彼ももうすぐ33歳。いつまでたっても彼に頼ってばかりではいけません。かと言って歴史上最高に選手の後釜を探すなんてほぼ不可能。彼の退団が近づくにつれ、チーム全体でメッシのクオリティを賄っていく必要があります。
そんなわけでメッシがいなくなった後のバルサについて考えたいと思います。
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カンテラーノの起用
これは近年ずっと上がっている問題ですが、そろそろ本気で取り組むべきだと思います。メッシに喝を入れてほしいぐらいです。圧倒的なメッシの攻撃力に代われるのは、カンテラーノ達を中心としたの息の合った「美しい」パスワークからの崩しだと思っています。アンスを筆頭に、アレニャ、リキ、コジャド、モリバなど大化けするポテンシャルを持つ選手はたくさんいます!もちろん安部君にも期待していますよ。
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シャビの招聘
これはメッシが在籍中に実現するかもしれないですが、将来のことを考えて不安になる僕たちに希望を持たせてくれる一筋の光です。シャビがどのようなフォーメーションでどんな選手をどの場所で起用するかを考えると、とてもワクワクします。圧倒的な支配率と美しさでまた欧州の頂点に連れて行ってほしいですね。
チャビ「リーガではバルセロナがいつも本命だと思う。ただCLを勝ち取るのは難しい。バルサは対戦相手を圧倒したときにCLを制する。バルサはほかのクラブが積み重ねてきた運任せのプレーをできないんだよ。バルサはいつだって試合を支配しなくては、自分たちのプレーに確信を持っていなくてはならない」
— 江間 慎一郎 (@ema1108madrid) 2020年4月13日
僕はこの言葉にしびれました。
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新たなマーケティング商法
メッシはサッカーとしての存在も大きいですが、クラブの広告塔としての役割も計り知れない程です。今まで当たり前に入ってきていた収入もメッシがいなくなることで、どの程度かは分かりませんが、少なからず収入は減ると思われます。そこで、新たなマーケティング方法を模索することが必要になります。あとは無駄な補強をなくしていかなければなりません。
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足りないポジションはしっかり補強
さきほどカンテラーノの起用についてお話ししましたが、スタメン全員をカンテラーノにしなければいけない!なんて思っていません。あくまでも中心選手はカンテラーノであってほしいという感じです。控えやスタメンとしての実力があるカンテラーノがいなければ、しっかりお金をかけて補強するべきだと思っています。(もちろんしっかり考えて)チームの層を厚くすることで、安定感のあるチームに仕上がります。
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フレンキーやアルトゥールを適切に起用
La Liga20-21シーズン 第28節 レアル・ソシエダvsバルセロナ 振り返りとちょこっと展望
どうも、くれたです。大学の最終レポートが終わり、大学生として初めて迎える夏休みです。時間はたっぷりあるので、このブログでもいろいろできたらいいなぁと思っています。
今回は21-22シーズンのリーガ開幕戦をカンプノウでソシエダと戦うということなので、直近のソシエダ戦を振り返ろうかなぁという感じでございます。
スタメン
バルサをリスペクトしたソシエダ
ソシエダはいつもの4-3-3ではなく、5-4-1もしくは5-2-3という形で臨みました。これはバルサにとって鬼門であるアノエタでのソシエダといえども、バルサにある程度ボールを持たれるという予想のため、このシステムを採用したのではないかと思われます。CBの中央にはスビメンディが起用されており、オリンピックではアンカーとして起用されていたのを見ると、相当器用な選手だということがうかがえますね。
デヨングのリベロ起用
バルサは招集リストにアラウホがいたにもかかわらず、デヨングをリベロで起用。右のCBにはミンゲサが起用されています。そして、リーガ終盤では採用されなくなったメッシとグリーズマンの2シャドーにデンべレの1トップという布陣となっています。このシステム、メッシが一番心地いいポジションでプレーできてると思ってたので、好きだったんですけどねぇ。
前半
イサクの脇のスペース
バルサはビルドアップ時、ソシエダが5バックを採用したときならではの工夫をしました。5バックのチームは守ろうとしても、自陣深くに人数をかけているために、どうしても前線からのプレスに人数を割くことが出来ません。
今回はイサクが1トップということで、イサクの脇のスペースがどうしても空いてしまいます。バルサはそのスペースを利用しました。
このスペースは余裕をもってボールが持てると判断したのです。
このスペースでボール保持率を高めながら、いかにメッシによい形で渡すかを模索していました。(メッシが時折り降りてボールをもらいに来る場面もありましたが、、)
しかし、ソシエダも自陣でバルサにボールを持たれているわけではありません。先ほどの画像のように自陣深くで耐え続けるのではなく、積極的に前線からプレスをかけるシーンも見られました。オヤルサバルとポルトゥの2人のサイドアタッカーはデストやアルバへパスコースを切りながらCBへプレスをかけるのではなく、中央へのパスコースを切りながらプレス、といった形でした。
前半でバルサは2得点。らしい崩しからデンべレがシュート。そのこぼれ球をグリーズマンが押し込んで1点目。2点目はブスケツからのエッチなパスを受けたメッシが裏へ抜けるデストへスルーパス。そのまま右足で突き刺して2点目。確かこの得点がデストのバルサでの初ゴールだった気が。初ゴールをメッシにアシストしてもらいました。
一度デヨングがイサクに振り切られる場面があって、いくらマルチなデヨングでも、イサクほどのFWになれば、守るのも難しくなるよなぁと思いましたね。
デヨングのリベロ起用、ビルドアップが円滑になるのも事実だけど、デヨングの身長が180cm、本職がMFである以上、リーガでもイサクとかイニャキとかの高身長かつ足が速いCFに対応できない場面がいつか来るのも事実。3バックはこれを解決するための策だと考えることもできるけど。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年8月2日
この記事を書くと決めて試合を見返してて思ったのでこれをツイートしました。
後半
後半は前半よりもバルサペースに。ソシエダの陣地でプレーされる時間が多くなり、バルサはボールを奪われても、素早く切り替えて即自奪回へ。また、前線からのプレスと後方のプレスが嚙み合いだし、ボール回収の質が上がりました。
後半を見てて気づいたのですが、グリーズマンはドブレピボーテのブスケツやぺドリとほとんど同じ高さのエリアで守備をしてくれていました。
67分にアラウホとモリバを投入。デヨングが1列前に上がり、モリバは相変わらずのフィジカルの強さを見せます。オヤルサバルからボールを奪って前に運んだりと効果的な仕事をこなしていました。去就問題で揺れているモリバですが、みなさんは残留派、放出派どちらなんでしょうかねぇ~
後半にバルサは4得点。デストの2点目やデンべレの単独突破からのゴール、またまたブスケツのエッチなパスからメッシのゴール、6点目はまさにこれがバルサという連携からのゴール。バレネチェアに1点返されるも、大量得点で勝利しました。
21-22ソシエダ戦展望
今シーズンの開幕戦、カンプノウで行われますが、両チームともにユーロやオリンピックで消耗している選手がいるため、万全の状態とは言えないでしょう。ソシエダ側にはメリーノ、オヤルサバル、スビメンディがオリンピックに出ており、オヤルサバルはユーロにも出場しました。バルサ側にはミンゲサ、エリックガルシア、ぺドリがオリンピック出場、エリックガルシア、ペドリはユーロ出場。
ソシエダ戦はペドリがおそらく出場できないのが不安ですが、代わりに誰が出るのでしょうか?クーマンはPSMで3バックを採用していないため、ドブレピボーテの可能性は低そうです。そうなると、中盤が3枚になるので、ブスケツとデヨングが確定だとしても、あと1枚が予測がつきません。去就不透明のモリバ?16歳のガビ?売れ残るかもしれないピャニッチ?ないとは思うけど、怪我明けのコウチーニョ?誰が選ばれてもペドリと比べると見劣りしますね。
キープレイヤー
試合展開としてはバルサがボールを握る時間が多く、ソシエダはイサクを中心にカウンターのチャンスを伺うようになると思います。ここでバルサのキープレイヤーになるのがアラウホ。イサクのスピードとフィジカルについていけるバルサの選手は現時点でアラウホしかいないのではないでしょうか。
初戦はカンプノウで行われますし、絶対の落としてはならない試合です。開幕までのこり2週間弱です。
こんな感じでしょうか。簡単な振り返りでしたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。是非リツイートやいいね等の拡散やフォローをするだけでもよろしくお願いします!
サッカー界の人脈広げたいから普通にフォロワーほしい。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年5月10日
カンテラーノに詳しい方、フォローしてください。フォローするので。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年7月24日
あと、JFAのC級指導者ライセンス講座を受講することにしました。何言い情報を持っている方がいましたら、是非教えてください。
JFAの指導者ライセンスC級受けることになった。がんばる。
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系cule) (@Cule_tactical) 2021年7月30日
ありがとうございました。
EURO2020 準決勝 スペインvsイタリア マッチレビュー ~美しく散った無敵艦隊~
どうも。くれたです。今回は先日行われたEURO準決勝スペインvsイタリアの振り返りをしていこうと思います。さすがEURO、さすがサッカー大国と言わんばかりの激闘でした。PK戦を除けば、得点こそ1-1であったものの、非常に面白い試合となりました。
スタメン
スペイン
ルイスエンリケはこれまでの試合から前線の選手や並びを大きく変更し、奇策気味で試合に臨んだ。
CL決勝のペップといい、大一番で奇策を使うと、あまりうまくいかないジンクスのようなものが頭の中をもやもやとしていた。
しかし、中盤の三人への信頼は絶大である。特にペドリは全試合先発出場し、多大なる貢献をしている。
EUROでは一度も先発起用されなかったオヤルサバルの起用、ダニオルモを0トップでの起用など、見る側に少なくとも不安を与えるような布陣で臨んだ。
イタリア
一方、ロベルト・マンチーニはメディアの予想通りというラインナップ。
ベルギー戦で今大会で大きな注目を集めるスピナッツォーラをケガで失い、代わりにエメルソンが出場している。
また、右SBはフロレンツィという予想もあったが、ディ・ロレンツォを起用。右WGにはベラルディではなくキエーザを起用。
これらの3選手以外はこれまでの試合でも常連といったメンバー。
前半
試合前での情報では、両チームともボールを握りたく、優秀な選手が揃う中盤での主導権の有無によって試合の優劣がつくのではないかという予測。基本的にスペインがボールを握り、イタリア陣地でのプレー時間が多かった。イタリアがボールを握れるのはボール奪取時に襲い掛かってくるスペインのファーストプレスをかわせたときぐらい。
イタリアは試合序盤にオフサイドであったものの、バレッラのシュートがポストに当たるなど、あと一歩のところで得点が奪えないでいた。
経験のあるボヌッチ、キエッリーニのCBコンビ、今大会で一二を争うレベルの中盤の選手のレベルの高さを活かし、支配率を高めようとするも、終始スペインの攻撃を耐えつつ、ボール奪取時に前線にある広大なスペースを狙うカウンターの好機をうかがう。
スペインの心臓であるブスケツはバレッラが監視し、プレスで追い詰めるときも適切な距離感を保ち、ブスケツを介することを何とか防ごうとするも、0トップとしてボールを受けに来たダニオルモがブスケツの代わりにボールを受け、コケとぺドリなどに落として前を向かせる働きが出来ていた。
ダニオルモ起用の意図
今回、ルイスエンリケが奇策として行ったのがダニオルモの起用。しかし、試合を見てみれば、その意図はすぐに分かった。戦前から注目されていたレベルの高い中盤同士の攻防で主導権を握るために、ダニオルモを0トップで起用し、ブスケツ、コケ、ぺドリ+ダニオルモでイタリアの中盤に対し数的優位を作り出し、これまでとは一味違ったラロハを見せつけた。
さらに、ダニオルモの起用はもう一つのメリットがあり、それはボヌッチとキエッリーニを前に引っ張り出すということ。この二人が守るスペースを空けることが出来れば、WGに配置されていたオヤルサバルとフェラントーレスが走り込み、決定機を作ることが出来る。
キーワード:密集
この試合のスペインを見ていて印象に残っていたのはこまめに密集を作って前進をしていること。
現代サッカーでは、チーム全体がある程度縦の幅を保ちながら前後左右することが当たり前になっているが、今回の試合ではそれが顕著に出ていた。
要所要所で完全な数的優位を作り出し、ただ前進するだけでなく、相手をいなし走らせるポゼッションを実現。この画像だけでは表せなかった密集も作っていた。
シンプルな戦術であるが、スペインだからできる質の高さ、美しさを見せつけた。
後半
0-0まま前半を終え、選手交代もなしで臨んだ後半。スペインがやや有利という状況。
前半と比べ、イタリアが少しボールを握る時間が多くなった。
失点
スペインも押し込んではいたが、60分に恐れていたことが起こる。
スペインの攻撃を耐えしのいだのち、ドンナルンマから始まったカウンター。
インモービレへのパスはなんとか阻止したものの、こぼれ球を拾ったキエーザがうまくシュートコースを作り、ゴールの右隅、ウナイシモンでさえ届かないコースへとシュートを放った。
エリックガルシアはもう少し距離を詰めてもよかったと思うが、もう仕方ない。
得点が必要になったスペイン。失点直後にエース?のモラタを投入。中央に置いていたダニオルモは交代させず、フェラントーレスとモラタを入れ替え、モラタをそのまま左でプレーさせた。
得点
押し込みつつ、カウンターも受けつつ、時間だけが過ぎていく中、今回の試合で抜擢されたダニオルモとラロハのエース、モラタが躍動する。80分にモラタが中央でボールを受け、前を向いてダニオルモへパス。ダニオルモは受けたパスをスペースへ走りこんだモラタへワンツー。素晴らしいファーストタッチで抜け出し、冷静に左足でゴール。シンプルな攻撃であるが、一寸も狂わない完璧なワンツーだった。
1-1で迎える残りの10分ほどの後半。イタリアは走らされ、スペインは二試合連続120分を戦っているため、両者ともにここで決め切りたいという気持ちであるが、結局ゴールは生まれず、延長戦へ。
延長戦
106分にブスケツを下げ、チアゴを投入。カードをもらっていたとはいえ、スペインにとって必要不可欠であるブスケツをきつくなってくる時間帯にこうたいで外すのは少し疑問。代わって入ったチアゴも結果論ではあるが、あまり活躍できなかった。イタリアも107分にはゴールを決めたキエーザを下げ、ベルナルデスキを投入。
相変わらずペドリは延長戦でもいろいろなところに顔を出し、味方のサポートを行う。
ここまでお互い体力を消耗し、両者の試合の終わらせ方に違いが出てくる。
スペイン・・・もう二試合連続で延長戦戦ってるし、疲れたから、PK戦に進む前に点取って終わりたいよ~
イタリア・・・スペインは疲れてるはずだから、このまま無失点で終えることを考えて、PK戦でもつれ込んで勝利を狙おう。
残念ながらスペインの望み通りにはいかず、イタリアの思うがままとなった。
PK戦
PK戦の駆け引き(特にGK)などはくれたにはよくわかりませんので、詳しく書けません。別の方の記事をご覧ください。結果は4-2。ウナイシモンもよく頑張ってくれました。
ざっくり総括
ロシアワールドカップからさまざまな変化を遂げたラロハ。イニエスタやピケ、ラモスがいないなかでの初の国際大会であり、全盛期と比べ、全体的にタレント不足が嘆かれた中、我々の予想以上に奮闘し、美しいサッカーを見せてくれた。ぺドリやラポルト、エリックガルシアなどの新しい風を取り入れつつ、ブスケツやアルバなどのベテランをうまく共演させたルイスエンリケ、素晴らしかった。GSの最初の二試合を勝ち点を拾えず、得点も取れないでいたあの時のラロハとは大違いであった。試合をこなしていく度にチームとしての総合力を高め、徐々に我々がみたいラロハに近づいた。大一番にラロハらしい美しくサッカーを見せ、負けてしまったものの、文字通り美しく散った。
しかし、これで終わりじゃない。来年にはカタールワールドカップを控え、ラロハにはカルバハルなどの優秀な選手がいて、なんといってもクレが大きすぎるぐらいの期待を寄せるアンスがいる。これで得点力不足も少しは解消されるだろう。
以上でEURO2020 準決勝 スペインvsイタリア マッチレビューを終わります。だいぶ長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございます。是非拡散をお願いします。感想等もよければ。
ありがとう、ラロハ。
21-22シーズンに向けて。 (7月1日現在)
どうもくれたです。今回は21-22シーズンへの期待というか、考察というかそんな感じのことを書いていきたいと思います。
今シーズンの目標
今シーズンの目標は毎シーズン変わらず、リーガ、国王杯、CLの三冠でしょう。さらに21-22シーズンは20-21シーズンと違ってクーマンの希望選手であったデパイの獲得やシティからアグエロやエリックガルシアの加入、バルサが保有権を持っていたエメルソンを完全移籍で獲得したため、監督としての評価は厳しくなるだろう。2シーズン連続で逃しているリーガ、連覇を狙う国王杯、近年では著しい結果を残せていないCL、厳しい戦いになることは間違いないと思いますが、メッシの契約延長でさらにチームの士気が上がることを願っている。
現所属選手 (7月1日現在)
GK テア、ネト
DF デスト、ピケ、アラウホ、ラングレ、アルバ、ミンゲサ、ロベルト、ウンティティ、エリックガルシア(新加入)、エメルソン(新加入)フィルポ(リーズへの移籍間近)
MF ブスケツ、ピャニッチ、ペドリ、デヨング、モリバ、リキ、コウチーニョ
FW グリーズマン、ブライスワイト、メッシ(契約延長間近)デンべレ(4か月の離脱)、トリンカオ、アンス、アグエロ(新加入)、デパイ(新加入)
今夏、すでに4人の新加入選手を迎えているバルサ。もちろん余剰戦力の放出が選手整理の面でも財政面でも必須である。フィルポはリーズへの移籍が迫っており、一安心。その反面、左SBはアルバに一人だけになってしまうため、下部組織から引っ張ってくるか、他チームから獲得するかはしないと現実的に30オーバーのアルバに任せっきりにするのは無理である。噂として挙がっているのはバレンシアのメッシことガヤ、チラッとしか見てないけど、EUROで活躍中のイタリア代表のスピナッツォーラ。フィルポ以外にも個人的はウンティティ、ピャニッチ、コウチーニョ、ブライスワイト、トリンカオ、ネトあたりの放出をしないと厳しいと感じているところ。それよりもなによりも優先すべきことはメッシの契約延長。残りは税金関係のディテールだけという報道があったため、まもなくか。クーマンが望んでいるダイナミックなMFであるドゥムドゥムがPSGに獲得され、代役を獲得するか、モリバに任せるか。
個人的考察
昨シーズン、全体的に暗いイメージのシーズンであったが、個人的には意外と楽しめた。メッシの残留、クーマンの就任、思わぬ若手の台頭、アンスの大怪我、デヨングの覚醒、クラシコの連敗などまさに山あり谷ありの激動のシーズン。リーガ、CLは逃したものの、幾度となく繰り返した大逆転で勝ち取った国王杯は素晴らしかった。先日、21-22シーズンのリーガの日程表が発表されたが、第10節クラシコまでの試合が以上にきつい。昨シーズンに勝ち点を落としたチームとの対戦が詰まっている。ただ、年明けを迎えると比較的楽なチームとの対戦が続く。年明けまで好調を維持できるかがキーポイントになるだろう。あと気になるのはどんなフォーメーションで臨むかということ。典型的なCFであるアグエロを獲得し、メッシを右WGに置く4-3-3やゼロトップ採用なのか、昨シーズンの3バック継続なのか。フォーメーションについての報道は今のところ見ていないし、クーマンはEURO中はフリーなため、いろいろ策を練ってくれていることであろう。(策士策に溺れるだけは勘弁)
バルセロナ 21/22 日程
— あーるえふ (@RF20_Cruyffcule) 2021年6月30日
第1節 レアルソシエダ(H)
第2節 ビルバオ(A)
第3節 ヘタフェ(H)
第4節 セビージャ(A)
第5節 グラナダ(H)
第6節 カディス(A)
第7節 レバンテ(H)
第8節 アトレティコ(A)
第9節 バレンシア(H)
第10節 レアル・マドリード(H)
第11節 ラージョ(A)
第12節 アラべス(H)
毎年厳しくなる年明けの対戦相手は今シーズンは比較的勝ち点3を期待できるからアドバンテージはあるかも。だけど第10節のクラシコまでが異常にキツい。 https://t.co/nr12wy5fkd
— くれたきゅん🇪🇸(かわいい系クレ) (@Cule_tactical) 2021年6月30日
今回はここまで。これから随時動きがあったら記事を更新していこうと思います。
ではまた。