戦術の振り返り PART1 ポゼッションサッカー

どーも。cule_tacticalです。今回からこの休業期間を利用して、現在主に使用されている多くの戦術について振り返っていこうと思います。

僕が最初に選んだのは、ポゼッションサッカーです。もちろん僕の名前からわかる通り、僕はバルサファンです。ポゼッションサッカーがとても魅力的に感じたことは僕がculeになった一つのきっかけでもあります。

皆さんもご存じだと思いますが、名前の由来はPossess、つまりボールを保持するということから来ています。この戦術はクライフやペップが好んだスタイルです。相手にボールを奪われる危険性の高いロングパスの使用をなるべく減らし、ショートパスを回し、試合の主導権を握ることを目的としています。

  1. 相手にボールを奪われにくい(ボール保持をしている限り、相手は攻撃をすることができない)
  2. むやみやたらに走らなくてよい(相手はボールを奪い返すために走る必要がある)
  3. 相手をイライラさせられる
  4. 常に相手に対して先手の行動ができる
  5. 自分たちの守備をする時間が少なくなる
  6. ハーフコートゲーム(相手の陣地だけでのプレー)が可能
  7. 見方が密集しているため、ボールを奪われても即自奪回が見込める
  8. 身体能力に左右されにくい
  1. カウンターに弱い(相手を押し込むため、背後には広大なスペース)
  2. 高い技術やサッカーIQが必要とされる(ポジショニングなど)
  3. 解釈を間違えると、ボール保持や支配率を高くすることが目的になりかねない(あくまでも試合を有利に運ぶ戦術)
  4. ゴール前に引き込んで守る相手にはアイデアが多く必要
  5. 相手のプレスの完成度が高いと、攻撃はおろか、ボール保持が難しくなる
  6. 個で打開できる選手が必要になる場合も

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これらのポゼッションサッカーのメリットを最大限に生かし、デメリットを最小限に抑えた例がペップ時代のバルサです。(もちろんレオ・メッシという魔法使いの力もあって)完全に試合を支配して10-11シーズンのCL決勝で対戦したマンチェスターユナイテッドの名将アレックス・ファーガソンには「今まで対戦してきた中で最も強いチーム」とまで言わせたほどです。

ほかにも2010W杯ではスペイン代表がこのスタイルで優勝しました。優勝メンバーには我らがバルサの選手たちも数多く選出されていました。この2,3年はポゼッションサッカーが世界のサッカー界のトレンドとなりました。

今回は以上です。次にお話をする戦術のリクエストがあればぜひ教えてください。