La Liga21-22シーズン 第5節 バルセロナvsグラナダ マッチレビュー
どうも。バイト先で元ヤクザにブチ切れられ、バイトを辞めてきたくれたです。今回はグラナダ戦のマッチレビューです。すでに試合を見られた方はどんなことを頭に浮かべながら見ていたのでしょうか。なかなか振り返るのも切なくなるような試合でしたが、今シーズンはレビューを書くと決めたので、頑張ります。
スタメン
前半
開始早々の失点
この試合の流れ、展開を大きく変えてしまったのは間違いなく開始早々の失点です。なかなかこうすればよかったとも言い難い流れでした。できれば失点前のコーナーをとられる前にマチスをブスケツとエリックガルシアで挟み込めそうだったので、そこで奪うことが出来ればよかったと思います。アシストを記録したエスクデロのクロスと速いクロスに合わせたドゥアルテのヘッドは見事でした。
子の失点を機にグラナダはより守備的に、バルサはリスクを背負ってまでも攻撃に出なければいけない構図になってしまいました。
ただ人を並べた感の前線
この試合では今までと違い、コウチーニョとデミルが起用されたわけですが、この二人を起用したいとはいまいちを見られず、コウチーニョは使えるようになったから、デミルは右WGに起用する選手がいなかったから使ってみたというような印象を受けました。
二人とも純粋なWGというよりはトップ下に近いタイプであり、それにも関わらず効果的な動きは少なく、中盤のデヨングやセルジロベルト、SBのバルデやデストとの絡みはほとんど見られず、各々のやりたいようになんとなく動いているように思えました。
改善されないデストの孤立
今回の試合でも相変わらずデストの孤立という課題は改善されていませんでした。バルサの左サイドでビルドアップする頻度が多かったため、右サイドが空いてくるのは必然的なことですが、デストへサイドチェンジのボールが出たあとの周りのサポートがあまりにも内容に見えました。
グラナダはデスト1人に対して2人で対応することが出来ており、バルサが本来侵入したい深いエリアへ行かせないことを徹底していました。そのため、デストは浅いエリアからのクロスを選択せざるをえない状況に陥ったのです。
後半
期待外れに終わったルークデヨング
後半開始のタイミングでクーマンはセルジロベルトに代えてルークデヨングを投入しました。前半から顕著にみられていたクロスでの攻撃をより効果的にするための交代でしたが、試合を見ているクレはより一層クロスの色が強まってしまうため、もう見ていられない気持ちだったと思います。
クロスのターゲットとして投入されたルークデヨングでしたが、重要な決定機を外す、クロスに対しての反応が少ないなど、期待の応えられない活躍でした。
CF、ピケ
この試合ではクロスでの攻撃しかクーマンの頭になかったらしく、挙句の果てにピケをCFとして起用する策をうちました。それでも本職CBの選手をCFで起用するのは無理があり、ピケも苦労しているように見えました。
こんな采配をしていてクーマンは恥ずかしくないのでしょうか。他チームでこの采配をするなら理解はできますが、元祖ポゼッションサッカーのチームであるバルサで哲学からかなり離れたサッカーをしなければならないのはなんだか情けなくなります。クレが見たいサッカーと勝てるサッカーは違うのかもしれませんが、もう少し考えてほしいところです。
その交対策、正解?
完全にクロスを放り込むだけのサッカーにシフトしてしまったバルサ、それにも関わらずクーマンはリキやガビといったラマシアで本来のバルサのサッカーを高次元で実現するために育てられた選手を投入しました。テクニックがあり、美しく相手を崩すために育てられた選手をクロスを上げるためにボールをサイドまで運ぶためだけに起用していました。これって正解なのでしょうか?
それってリキやガビじゃなくてよくない?と思うような交代策。クーマンにはつくづくあきれさせられます。
なんとかもぎとった同点弾
バルサは89分、ガビのクロスからアラウホが合わせ、なんとか同点に追いつきました。もちろん、負けるよりはよかったのですが、これでいいのか感がモヤモヤと残りました。カンプノウで下位チームに引きわけ、個人的にカンプノウでの引き分けは負けに等しいとずっと前から思っていました。マドリーやアトレティコが勝ち点を積み上げている中で確実に勝てるホームでの試合を落とすことはかなり痛手です。
監督が変わらない限りこんなサッカーを見せられるのかと思うと、ため息しか出ません。
スタッツを少し齧る
今回触れるのはこれ。
青色のカクカクしたのがバルサのゴール期待値。前半終了時にはグラナダのゴール期待値より劣っていましたが、ルークデヨングが投入された後半からはゴール期待値がグンと上がっていることが分かります。また、ピケが投入された75分から少し時間がたつとこの試合でのゴール期待値の一番の上昇を見せました。
これは決して褒めているということではなく、ルークデヨングやピケといった高身長の選手を活かしたクロスを放り込むだけの攻撃でしかゴールの可能性を見出せていないことに情けなさを感じました。
今回は以上です。解任寸前まで追い込まれたクーマン、次節まで首が切られていなかったらどんなサッカーを見せてくれるのでしょうか。次監督候補もなかなか頭を悩ませるラインナップでしたね。見守るしかありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。切ない気持ちで頑張って書いたのでぜひいいねやリツイート、フォローだけでもよろしくお願いします!
この試合のレビューを書く俺、切なすぎて鬱。
— くれたきゅん🇪🇸(系cule) (@Cule_tactical) 2021年9月20日
では。