La Liga21-22シーズン 第12節 バルセロナvsアラベス マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はアラベス戦のマッチレビューです。クーマンが解任され、暫定監督としてバルサBの監督であるバルファンが就任して初めての試合、準備期間は2日とかなり短いなかでクーマン体制時と何が変わったのでしょうか。

 

前節のラージョ戦、個人的にかなりラージョにインパクト受けました。こんなチームが増えていけばリーガも全体としてレベルアップできると思います。

まだレビューを読んでいない方がいらっしゃいましたら是非。

cule-tactical.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

スタメン

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希少なタイプのニコ

ラージョ戦で存在感を発揮したニコはバルファン体制でも起用されました。ガビやぺドリといったMFとはまた一味違った体格やフィジカル能力を活かしたゴール前への飛び出しやハーフスペースでのランニングでバルサの攻撃にアクセントを加えました。ブスケツの後継者といわれている割にはこんなダイナミックな選手だと知って正直驚いてます。

 

数年後の話ですが、ニコがどのように起用されるのか気になりますね。このままダイナミックなIHとして起用され、デヨングがアンカーに回るのか、噂通りブスケツの後継者になって通番の底に君臨するのか。

 

距離感の良くなった攻撃

攻撃面でクーマン体制と比べて多少は変化があったように思えます。右サイドの停滞は相変わらずでしたが、デパイのポジショニングや球離れが改善され、テンポのよいパスワークであったと皆さんも感じたと思います。両WGは幅を取り、それによって広げた相手の守備ブロックの穴を突くようにIHがハーフスペースを攻略。単純な改善ですが、クーマン体制ではデパイのスタートポジションが初めからハーフスペース周辺であったため、IHが駆け上がるスペースがなく、窮屈な攻撃となっていました。

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ボール非保持時のアラベス

今回、バルサの支配率が試合終了時点で80%だったということで、アラベスのボールを持たない時間が長く続きました。そこで、アラベスのボール非保持時に着目してみましょう。

 

縛りの少ない守備ブロック

アラベスの守備時の陣形はどうなっているのかずっと眺めていたのですが、総合的に言うと、決まった陣形はないように見えました。場合によっては5バックや4-2-3-1、4-4-2を使い分け、バルサの攻撃に対応していました。

 

また、どの選手がバルサのどの選手をマークするなどの原則も見られず、CFのホセルはピケとエリックガルシアに軽いプレッシャーをかけながらパスコースの制限、ブスケツのマークにはその時々に応じてブスケツに1番近い選手がマークしていました。バルサのパスワークの核であるブスケツに対して厳しいマークを設定していなかったために、支配率に大きな差が出たと思います。

 

ハイプレスをかけ、成功したラージョとの違い

前節の対戦相手、ラージョは明確な設定をしたうえでバルサを苦しめたため、今回バルサはビルドアップや前進という面ではあまり苦労を感じなかったかもしれません。

 

こちらの図はラージョの守備戦術です。

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前節の対戦相手、ラージョの守備戦術

 

リズムを崩してしまったコウチーニョと9番の役割

前半、アグエロに代わって出場したコウチーニョですが、彼が入る前と後ではテンポ感やリズムが大きく違ったと思います。

 

単純にコウチーニョが幅を取らないWGであるため、攻撃が停滞してしまったのも理由でありますが、アグエロが常に最終ラインと駆け引きしていたことも大きな原因だと思います。最終ラインと駆け引きをする選手がいることで、守備ブロックの重心を後ろに重たくすることができ、相手陣地に押し込んでプレーすることができるようになります。

 

コウチーニョ投入後はデパイの0トップとなり、両WGはデストとコウチーニョというほぼライン上での駆け引きを行わない選手。攻撃が停滞したのにも納得がいきますね。

 

アグエロ、心配ですね、、

 

今回は以上です。短時間で作ったので、いつもより内容は薄かったかもしれませんが、最近鮮度も大事だなと感じてきたので、できるだけ早めに出すように努力してます!

 

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では。