La Liga21-22シーズン 第15節 バルセロナvsレアルベティス (0-1) マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はベティス戦のレビューです。運命のバイエルン戦を控えたこの試合で勝って勢いに乗りたかったバルセロナでしたが、惜しくも負けてしまいました。監督がシャビになってから明らかに内容面ではよくなりましたが、その分勝てなかったことが悔やまれる試合でした。では、振り返っていきましょう。

 

 

 

 

スタメン

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今節はデヨングがスタメンから外れ、若干のターンオーバーをシャビは選択しました。

一方のベティスはフェキルが累積の関係で出場停止にもかかわらず、改めて選手を見ると豪華ですよね。

 

いつもと違ったビルドアップ

シャビが監督に就任してから3バックへ可変してからのビルドアップやエリックガルシアを右SBとして起用したうえで行ったビルドアップなど、数種類のビルドアップパターンを試していましたが、ベティス戦でも新たなパターンが見られました。

 

それは両SBがあまり高い位置を取らない形でのビルドアップでした。いつも内側にポジショニングするコウチーニョも今回のスタートポジションは外側であり、逆サイドのWGであるアブデも外側に張るタイプのWGなため、両SBが再襲来に加わってビルドアップをする形となりました。

 

最終ラインを4枚にしてビルドアップを行うと、守備時4-4-2で守ってくるベティスに対して最終ラインの4枚+ブスケツの計5枚で数的優位を確保することができ、ブスケツのを捕まえようとするとベティスの守備陣はかなり前がかりな守備陣形を構築せざるえを得なくなってしまい、絶妙な位置でIHであるガビとニコにボールがスパっと入れることができるようになります。

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明らかに変化したコウチーニョ

ベティス戦、みなさんの目を引いたのはコウチーニョでしょう。最後まで得点には貢献できなかったものの、球離れの悪さは改善され、体のキレが戻ってきたような印象を受けました。これでも移籍金の高さを考えると、シャビやクレには満足してもらえるようなレベルではありません。

 

これからシャビがどのようにコウチーニョを起用していくのか、はたまた冬に放出が決まるのかはわかりませんが、調子をあげたコウチーニョであれば、今のバルサを救うことのできる選手の1人だと僕は思っています。(あくまで絶好調のコウチーニョ

 

出ると活躍するデンべレ

怪我から明け、途中出場が続いているデンべレですが、最近は出場すると明らかに周りの選手よりも数段高いレベルのパフォーマンスを見せています。しかもデンべレはシャビが望んでいる大外に張るWGなだけあってこれからシャビに重宝されることは目に見えています。(怪我さえしなければ)間違いなくバイエルン戦でもキープレイヤーになるでしょうし、アンスが復帰すれば両サイドを突破力のあるWGで構成できるため、楽しみですね。

 

また、デンべレには突破力があるため、コウチーニョやガビが大外に張るのとは話が違います。突破力があるWGにはほとんどの場合、相手は数的同数では守ろうとしません。そのため、高確率で2人以上のDFをひきつけることができ、そのおかげでIHが使うスペースが広がるため、突破力があるデンべレには期待が集まるのも理解出来ます。

 

決め切れないバルサ

今回の試合、結果的には無得点で終わってしまいましたが、それなりには決定機を作り出せていました。あとは決めるだけ。いうのは簡単ですが、これが難しい。点取り屋からチャンスメイクまでを担っていたメッシが抜けた穴が大きいことを日々痛感しています。

 

明確なストライカーの存在が非常に恋しくなる試合が続きますね。得点が入らない理由としてはやはりずっと試合に出続けているデパイの不調でしょうか。ボールロストが多いポジションとはいえ、ボール保持がすべての基礎であるバルサではすこしきついものがあります。

 

さらに最近はシュートへの意識がなくなりつつあるという意見もちらほら見られ、チャンスメイクをする役割でありながらシュートまでもっていくのは難しいタスクかもしれませんが、シュートを打たないからにはゴールは生まれないと思っているのでその意識も取り戻してほしいですね。

 

今回は以上です。いかがでしょうか?次戦は運命のバイエルン戦。ディナモキエフベンフィカの試合の結果にも左右されますが、まずはバイエルンに勝つことを目指して応援しましょう。

 

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では。