La Liga21-22シーズン 第18節 バルセロナvsエルチェ マッチレビュー
どうも。くれたです。大学の期末レポートに取り組んでたら、遅くなってしまいました。今回はエルチェ戦のレビューです。なかなか思うような結果が出ないシャビバルサですが、カンプノウに迎えたエルチェ戦はどうなったのでしょうか。
スタメン
アルバの偽SB化による可変
毎試合、新たなシステム、陣形を試しているシャビですが、エルチェ戦でも新たなシステムを試行しました。今回は左SBのアルバが内側のレーンにポジションをとって偽SBとなり、アブデが大外に張る役割でした。
このアルバの偽SB化によって最終ラインは3枚、ガビがトップ下になり、3-3-1-3のような形に変形しました。
アルバがハーフスペースでプレーする利点はエルチェ戦のようなダイレクトプレーやスルーパスもあるけど、なによりメッシとのホットラインで死ぬ程見てきたあの絶妙なタイミングでの抜け出しがすごく武器になると思う。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年12月20日
アブデやアンスのような個があるWGが大外に張るほど威力を増すと思う。 https://t.co/IVxBLdWqWa
アルバは偽SBのようなポジショニング、働きをこなした。想像以上にワンタッチでのプレーが上手く、ガビやアブデのドリブルをするスペースを作り出すサポート側に徹した。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年12月19日
偽SBはアルバじゃない感がすごいあったけど、シャビによるコンバート成功例の第一弾になるかも。
ポイントは先ほども言いましたが、アルバの偽SBです。この試合を見る前は考えもしなかったこのコンバートですが、見事に機能していました。各所のダイレクトプレーや抜け出しが効果的に働いており、見ていてとても面白かったですね。
ジュグラの台頭
デパイが負傷離脱した中で抜擢されたのがジュグラ。シャビが監督になってからバルサBを見ていましたが、この選手はいい選手だなぁって思いながら見てました。9番タイプの選手にしては大柄な選手ではないですが、ゴツイ体で意外と背負えるタイプでした。
ただ相手を背負ってターゲットになるタイプではなく、ビルドアップを助けることができたり、いいタイミングで抜け出したりとかなり器用な選手という印象を受けました。
さらに、ガビの得点シーンではガビのドリブルコースを作り出すようなランニングを見せたりとベンゼマのようなCFでした。
改めて試合を見返すと、ジュグラは味方を活かす動きだけじゃなくて、抜け出した後のボールの持ち出し方や置き所がすごくいい。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年12月20日
昨シーズンのグリーズマンなんかはファーストタッチが上手くいかなかったことによって逃した決定機が多かったからより期待できる。 https://t.co/SQk3iKj5oO
ジュグラ、シャビの求めているベンゼマのような1.5列目でも活躍するCF像を体現し、ビルドアップにも参加しながら抜け出してバルサらしい攻撃に貢献。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年12月19日
ガビのゴールシーンでは斜めのランニングをすることでガビのドリブルするコースを作り出した。
これが昇格当初にできるのがカンテラ出身の長所。
立て続けの失点
今回の試合では、素晴らしい得点、ジュグラやアブデの台頭、アルバの偽SB化などポジティブな要素がたくさんありましたが、立て続けの失点にも触れておかなくてはいけません。いつものような後半でのスタミナ切れが主な原因でしょう。しかし、2点目は1点取られたことによるバルサの気持ちの降下、エルチェ側のモチベーションアップやアラウホのマークミスなどが原因になると思います。
今日の2失点はバルサの明確な課題である後半のスタミナ切れによるテンポダウンからの失点だったね。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年12月19日
この課題の改善には根本として基本の体力トレーニングもあると思うけど、バルサならその時間帯もボールを支配してむしろ相手を疲れさせる方針に変えていきたいね。
こんな試合を見るとビダルのような選手が欲しいなぁと感じますが、せっかく今の中盤にはブスケツ、デヨング、ニコ、ガビがいるのですから、ボールを支配して主体的に試合をコントロールしてほしいのが本当の気持ちです。
今回は以上です。いかがでしょうか?同点まで追いつかれてしまったのは残念なことですが、これまでのバルサだったら引き分けのままで終わっていたことも十分に考えられるので3点目をもぎとって勝ち切れたことは非常に良いことだと思います。
では。