La Liga21-22シーズン 第18節 バルセロナvsエルチェ マッチレビュー

どうも。くれたです。大学の期末レポートに取り組んでたら、遅くなってしまいました。今回はエルチェ戦のレビューです。なかなか思うような結果が出ないシャビバルサですが、カンプノウに迎えたエルチェ戦はどうなったのでしょうか。

 

 

 

 

スタメン

f:id:cule_tactical:20211222143214p:plain

アルバの偽SB化による可変

毎試合、新たなシステム、陣形を試しているシャビですが、エルチェ戦でも新たなシステムを試行しました。今回は左SBのアルバが内側のレーンにポジションをとって偽SBとなり、アブデが大外に張る役割でした。

 

このアルバの偽SB化によって最終ラインは3枚、ガビがトップ下になり、3-3-1-3のような形に変形しました。

f:id:cule_tactical:20211222150143p:plain

前半33分20秒の可変シーン

ポイントは先ほども言いましたが、アルバの偽SBです。この試合を見る前は考えもしなかったこのコンバートですが、見事に機能していました。各所のダイレクトプレーや抜け出しが効果的に働いており、見ていてとても面白かったですね。

 

ジュグラの台頭

デパイが負傷離脱した中で抜擢されたのがジュグラ。シャビが監督になってからバルサBを見ていましたが、この選手はいい選手だなぁって思いながら見てました。9番タイプの選手にしては大柄な選手ではないですが、ゴツイ体で意外と背負えるタイプでした。

 

ただ相手を背負ってターゲットになるタイプではなく、ビルドアップを助けることができたり、いいタイミングで抜け出したりとかなり器用な選手という印象を受けました。

 

さらに、ガビの得点シーンではガビのドリブルコースを作り出すようなランニングを見せたりとベンゼマのようなCFでした。

 

立て続けの失点

今回の試合では、素晴らしい得点、ジュグラやアブデの台頭、アルバの偽SB化などポジティブな要素がたくさんありましたが、立て続けの失点にも触れておかなくてはいけません。いつものような後半でのスタミナ切れが主な原因でしょう。しかし、2点目は1点取られたことによるバルサの気持ちの降下、エルチェ側のモチベーションアップやアラウホのマークミスなどが原因になると思います。

こんな試合を見るとビダルのような選手が欲しいなぁと感じますが、せっかく今の中盤にはブスケツ、デヨング、ニコ、ガビがいるのですから、ボールを支配して主体的に試合をコントロールしてほしいのが本当の気持ちです。

 

今回は以上です。いかがでしょうか?同点まで追いつかれてしまったのは残念なことですが、これまでのバルサだったら引き分けのままで終わっていたことも十分に考えられるので3点目をもぎとって勝ち切れたことは非常に良いことだと思います。

 

では。