まだまだこれから 22-23La Liga第1節 バルセロナvsラージョ マッチレビュー
お久しぶりです。くれたです。今シーズンもバルサの試合のマッチレビューを書いて投稿していくので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!今回はラージョ戦のマッチレビューです。
レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、クリステンセン、ケシエ、クンデなどを獲得し、昨シーズンにマドリーに奪われたリーグ優勝とCLを本格的に狙いに行く準備ができたバルサ。今シーズンの開幕戦は昨シーズンダブルを食らわされたラージョとの試合。
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スタメン
バルセロナ
開幕戦スタメン。驚いたのはアラウホの右SB起用。もちろん、ラージョの左サイドがアルバロとフランガルシアというダイナミックな選手ということもあるが、この試合ではセルジロベルトなどを起用してほしかった。
中盤の構成はブスケツ、ガビ、ぺドリ。今シーズンのファーストチョイスはこの三人なのかも。
前線は絶好調のデンべレと新加入のレヴァンドフスキとハフィーニャ。PSMでもこの構成は多かったが、これからの活躍具合ではほかの選手にもチャンスは大いにありそう。
ベンチにはデヨング、オーバメヤン、メンフィス、アンス、フェランなどのアタッカーをはじめとしてピケやケシエなども控えている。なんとも豪華なベンチメンバーだ。
ラ―ジョ
ラージョのシステムは4-2-3-1。注目株のフランガルシアや技巧派のイシとトレホ、アトレティコの下部組織で活躍しているカメ―ジョなど曲者ぞろいの布陣。
監督は注目を集めているイラオラ。運動量が豊富ででどんどん選手を動かすサッカーをラージョに仕込んでいる。
ビルドアップが詰まった要因
今シーズンも昨シーズンと同じようにビルドアップをバックラインの4枚+ブスケツで行うかと思いきやSBを大外に張らせて、IHが下りてくる仕組みを使った。後ろの5枚で組み立てる際はSBが内側に絞ることでブスケツのサポートをしながらCBからWGへのパスコースを作り出す、IHをより高い位置に置くことができるという大まかな役割がある。
しかし今回はSBを外に張らせてしまったことでIHのサポートを必要としたり、WGへ一発で通すことができなくなってしまった。
現代サッカーのセオリーとして、5レーンで考えた際には同じレーンでは被ってはいけないという原則があり、今回のアラウホとハフィーニャのポジショニングはその原則を破ってしまっているということになる。
アラウホのSB、現代サッカーではタブーとされている右WGと縦関係になっているシーンが多く見られた。これはシャビの要求なのか個人判断なのかは分からないけど、シャビが目の前で見てた上で修正しなかったのならば、シャビの要求なのかも。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年8月13日
当たり前だが、SBを外に張らせる場合はWGを中に絞らせないといけない。例としてメッシとセルジロベルト、コウチーニョとアルバの関係はとても良かったと思う。
仮にビルドアップが上手くいっても数的優位の局面を作れていたのは後方のCB+ブスケツの場面だけであり、あとはIH、WG、CFの技術にお任せというようにも見えた。
左右交代が停滞の要因?
ラージョ戦では両利きのデンべレ、左利きで右サイドを主戦場としているハフィーニャがWGに起用された。試合開始時点ではデンべレが左WG、ハフィーニャが右WGとしてプレーし、両選手がカットインと縦への突破を使い分けて得点のチャンスを多く作り出していた。
しかし、シャビはデンべレのプレーのしやすさ、レヴァンドフスキへのクロスの上げやすさなどを考慮して前半のクーリングタイムを機にWGのサイドを交代させた。これによってデンべレのやりやすさというものは改善できたものの、左WGに移されたハフィーニャには多少のやりにくさというものを感じた。
セオリーとして利き足がサイドと同じであれば仕掛けることが難しく、選択肢がクロスとなってしまうことが多くなる。ただ、それでもサイドに張ることでキープレイヤーであるぺドリにゴール前でボールを持たせるようになるという利点もあった。
このサイドの交代によってシャビにとってのハフィーニャよりデンべレの方がプライオリティーが高いことが分かった。
ざっくり感想
結果として引き分けで終えた開幕戦。補強選手が選手だけに期待が大きく、3-0ぐらいで勝っちゃうんじゃないかと思うぐらいでしたが、そんなわけにはいかないほどのラージョの完成度とバルサの未熟さでした。
現時点でいうとシャビは一応後方の数的優位を考えてはいるけど、WGにボールが渡ると「あとは任せた」というような感じで質に頼り切っている部分が大きいのかなと感じました。
次節のソシエダ戦はブスケツが欠場するため、とても厳しいゲームになると思いますが、開幕戦を引き分けただけに勢いをつけるためになんとしても勝ちたいゲームです。ブスケツの代役はピャニッチが務めるのではないかという報道もあり、シャビはピャニッチのパフォーマンスレベルに満足しているという報道もありました。ピャニッチに期待しましょう。
今回は以上です。久しぶりのマッチレビューだったので、まだまだぎこちない部分もありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
こんな感じで出来る限り今シーズンもがんばってレビューを書いていこうと思っているので、ぜひよろしくお願いします!
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完全復活! LaLiga第29節 レアルマドリードvsバルセロナ マッチレビュー
こんにちは、くれたです。今回は待ちに待ったマドリー戦、クラシコのマッチレビューです。ムバッペ、メッシ、ネイマール率いるパリ相手にCLで大逆転で勝利し、勢いに乗るマドリー対ELでガラタサライ相手になんとか勝利し、得点を量産しているバルさというかなり熱い構図に。
前半戦クラシコとスーペルコパでのクラシコのレビューも貼っておくので、こちらもぜひ。
スタメン
マドリー
なんといっても目立つのは今シーズン絶好調であるベンゼマの不在。メッシがいなくなったリーガの得点ランキングではぶっちぎりで独走中。フィニッシャーだけではなく、アシストもできる正に超万能型の9番。その穴を埋めるべく採用されたのがモドリッチの0トップ起用。これまで見たこともなかったこの采配が試合にどのような影響を与えるかが注目だ。
また、ベンゼマと同じく不在の左SBのメンディの代わりにナチョが起用。バックラインのどこでもできる選手がバルサにもほしいなぁ。
バルサ
直近のガラタサライ戦でデストが負傷し、「アウベスでヴィニシウスを抑えられるのか?」というモヤモヤっとした不安がクレの間で囁かれるなか、右SBとして抜擢されたのはなんとアラウホ。本職はCBであり、対人能力は世界トップクラスではあるが足元にやや難があるアラウホの起用。これはこれで不安である。
残りのメンバーはおそらく現時点でのベストメンバー。デヨングとぺドリの位置が左右で逆なことぐらいがいつもと違う点であった。
両チーム嚙み合わせ
アンチェロッティの決定的なミス
絶対的エース、ベンゼマの不在によってアンチェロッティはクラシコの勝敗を決めたと言っても過言ではない程のミスを犯してしまった。
アンチェロッティは守備時にバルサの2CBに対してクロースとモドリッチの同数をぶつけたが、ブスケツへのパスコースのケアをそこまで徹底してはいなかった。ヴィニシウスはアラウホへのマークも気にしながら、デヨングのことも気にしないといけないという確実に2択を迫られる状況に陥ってしまったのだ。カゼミーロはブスケツをケアすることが多く、ライン間がかなり広がる状況が多く見られた。CBのアラバがデヨングを掴めようとするシーンも見られたが、広いライン間のせいでデヨングへの距離が遠く、この時点でチームとしてデヨングへのマークに誰が行くのかが曖昧になり、デヨングにフリーでボールを渡してしまうようになる。中盤の選手がフリーになろうもんならCBのピケとエリックガルシアが縦パスをバスバス刺すことができるのだ。こういう地味なプレーでもピケとエリックガルシアの技術の高さが伺えた。
デヨングがフリーになると、言わずもがな右サイドは3対2の数的優位がバルサ側に生まれ、デンべレはボールを受ければいつでも自分の好きな形でナチョとの1対1に持ち込むことができていた。するといくらナチョとはいえども、絶好調のデンべレとの1対1ではさすがに分が悪かった。内へ縦へと揺さぶられ、いつスピードを上げて突破を図っているのか、どのタイミングでどちらの足でクロスを上げようとしているのかが全く読めていないという印象を受けた。
この形の典型的な例がまさに1点目である。前半5分にナチョはデンべレに内側への侵入を許してしまった。これでナチョには内側への突破の警戒を生むことができた。ゴールシーンでは、内と縦の両方へ行けるようなそぶりを見せながら、タイミングを見て一気に縦へスピードアップ。これでナチョを振り切ってクロス。オーバメヤンが完璧に合わせて1点目を生み出した。
決定機につなげるハイプレス
実はと言えば、シャビ体制になってハイプレスはかなり洗練されたものへと毎試合進化しているのだが、クラシコを通して証明されたことはマドリーレベルの相手にも通用するということだ。
マドリーの選手たちのワンタッチプレーによってハイプレスの全部が全部うまくいったというわけではないが、確実にマドリーのビルドアップを苦しめているという感触はあった。
スーペルコパでのクラシコでもバルサは前線から積極的にプレスをかけていたが、クロースとモドリッチをはじめとする選手たちにあっさりとかわされていた。そのころと比べると精度も強度も上がっている。
特に、前回対戦との大きな違いはオーバメヤンの有無。オーバメヤンは本当にファーストディフェンダーとして優秀すぎる。常に背中でパスコースを切りながらのプレスを意識し、持ち前のスプリント力でボールを追い回す追い回す。これは相手チームにとってはかなりの脅威だろう。
スーペルコパでのクラシコを振り返りたい方はぜひこちらから。
それでは、今回のバルサのハイプレスのシーンを切り取って振り返ってみる。
こんなの作ってみました。こういうのがあった方が分かりやすいのかな?ぜひ、ご感想をお聞かせください。
前回対戦ではモドリッチに見事なまでにプレス回避をされ、後手を踏む展開に苦しめられていたが、今回の対戦ではフェランが背中でバルベルデへのパスコースを切りながらボールホルダーであるカルバハルにプレスをかけ、残りの選手は担当する選手を捕まえながらカルバハルのプレースペースを狭くするようにサイドへの圧縮を行った。
カルバハルはたまらず蹴りだし、ブスケツがボールを回収。
1点目は組織としてのハイプレスとまではいかなかったが、ぺドリの休む暇を与えないような追い回しからバルサがボールを回収してからのデンべレへの展開から生まれたゴールであった。
2点目はこのようなはめ込みからのボール回収からデンべレの仕掛けでCKを獲得したことで生まれた。
これらの得点シーンを見ればわかるように、今のバルサはハイプレス→ショートカウンターというようなボールを奪ってから直接的にゴールへと向かうような流れは作れていないものの、ハイプレス→ボール保持→フィニッシュまで着実に持っていく能力を身に着けてきたということができるだろう。それもマドリークラスのチームを相手にして。
前半終了!デンベレの縦突破、コーナーキックからの2得点で試合のペースを握りつつあるバルサ。構造的に現れる右サイドのデヨングのフリーの状況を活かしながらプレスを回避していく。ヴィニ対策のアラウホもバッチリ。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年3月20日
後半は主導権を完全に握って点差を広げていきたい。
バルサ、現代版にアップデート
クーマン体制、シャビ体制初期と比べて質を大きく上げてきたのはハイプレス、すなわち守備戦術だけではない。バルサが進化したのはルイスエンリケ時代によく見られたスピーディーな攻撃だ。
事実、バルサはボールを保持しながらゆっくりと相手陣地へと前進してゴールを狙うチームの元祖というようなチームであるが、現代サッカーではこれだけじゃなかなか厳しいところがある。世界のトレンドはプレミアやバイエルンのような展開が目まぐるしく変わるダイナミックなサッカーに。
このような縦に早く、素早く相手ゴールへと向かうサッカーで活躍するのが新加入選手であるオーバメヤンとトラオレ、元から所属していたデンべレとデヨングだ。特にオーバメヤンは先述した通り、ファーストディフェンダーとしてもかなり優秀であり、クロスのターゲットとしても、長短に関わらずカウンター時には絶妙なタイミングで裏抜けを狙う。それ以外にもビルドアップにも参加をするといった万能型のFWだ。
デンべレは言わずもがなのスプリント力と突破力でバルサのカウンターの脅威を一気に大きくしている。デヨングは試合の中でビルドアップに多く関わる時期もあったが、直近の試合は昨シーズンのようなセカンドストライカーとしての役割を再び取り戻し始めている。カウンター時にオーバメヤンやデンべレといった選手たちへのスルーパスを狙いながら、自分の前にスペースがあれば果敢に飛び込んでいく。このはたらきはぺドリにもブスケツにも難しいタスクだろう。
デヨングは見違えるほどにフリーになるセンスを身に着けている。今日の試合はマドリー側の構造の問題はあったけど、フリーになる展開が多かった。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年3月20日
絶対的エース、ベンゼマの不在
今回のクラシコでなによりも影響が大きかったのがベンゼマの不在だろう。なんてったって、アンチェロッティが大きく采配を変え、ミスを犯してしまったのもベンゼマの穴をどのようにして埋めるかという考えの末に陥ってしまったものであるからだ。
アンチェロッティの采配ミスによってマドリーは守備時に構造的な問題でデヨングにフリーな状況を与えてしまい、バルサの右サイド(マドリー側の左サイド)での数的優位の展開を作り出してしまった。
これまでのマドリーのバルサに対する守り方はスーペルコパでのクラシコと前半戦クラシコのマッチレビューを見ていただけると分かるのだが、前線からのハイプレスは行っていない。ある程度自陣までバルサを引き込んでからボール奪取→ヴィニシウスとベンゼマ+αで完結するロングカウンターという構図であった。
ベンゼマがいない攻撃面で必然的に仕事が多くなるのはヴィニシウス。しかし、シャビはヴィニシウスを完封するためにアラウホを起用。こうなるとマドリーは前線でボールを収める選手もいない、ヴィニシウスという大きな武器も封じられた、バルサにはハイプレスをかけられてクルトワが大きく蹴りだすしかないというかなり厳しい展開で苦しめられた。
一方のバルサ側は、ベンゼマがいてもチームとしての狙い、方針を大きく変えることはなかったが、仮にベンゼマが出場していたならばバルサも今回ほど強気にハイプレスをしかけることはなかったかもしれないし、マドリー側のボール保持の時間が長くなっていたかもしれない。
今回は以上です。いかがでしょうか?久しぶりのクラシコでの勝利はバルサの完全復活を意味していると言っても全くもって大げさではないと思います。どん底の状況から短期間でここまで持ち上げたシャビはさすがとしか言いようがありません。これからアンスも帰ってくるでしょうし、楽しみが増えますね。
今回はかなり気合をいれて書いたので、ぜひ拡散をよろしくお願いします!
では。
泥臭くても勝利を LaLiga 21節エルチェvsバルセロナ マッチレビュー
こんにちは。くれたです。
バイトや他のサッカー関連の都合が重なり、かなり投稿が遅れてしまいました。すいません!
スタメン
エルチェ
4-4-2のシステム。個人的には特徴のある選手が多く在籍している印象。テクニックに長ける左SBのモヒカ、いかにも上手そうな名前をしているラウールグティ、前回対戦でバルサ相手にゴールを決めたペラミージャ。しかし、エルチェといえばこの選手!という選手はGKのバディーア。昨シーズンのバルサ戦でファインセーブを連発し、メッシからユニフォーム交換を求められた程の実力の持ち主である。
割と標準的なメンバー。デンべレをスタメンで起用し、ガビを左WGで起用。今回の左サイドの組み合わせはアトレティコ戦でうまくいった循環の形の3人。
個人的にはアウベスはトラオレとの相性が良く、デンべレはデストとの相性が良いと思っていたが、エルチェ戦はデンべレとアウベスの組み合わせで臨んだ。
両チーム嚙み合わせ
エルチェ
守備時4-4-2を構築。前線の2トップは片方がブスケツを消し、も片方がパスコースを切りながらボールホルダーへプレッシング。さらに、特徴的であったのはバルサのIHであるデヨングとぺドリをマンマークしていたということだ。特徴的ではあるが、これまでのバルサのプレーを見ていれば理にかなっていると捉えることもできる。
バルサと対戦するほとんどのチームがビルドアップ時にブスケツを自由にさせないようにマンマークもしくはパスコースを切っている。しかし、それだけではやられないのが今のバルサ。これはブスケツが不要と言っているのではなく、ブスケツはオフザボールでも多大な貢献をしている。
そしてブスケツが消されると輝いてくるのがIHの2人。特にぺドリはアトレティコ戦からプレーエリアを高い位置に設定し、ビルドアップに参加することは少なくなったが、それでもいてほしいところに顔を出してくれる。しかし、ぺドリのもっとすごいところはCBからの縦パスをライン間で受け、いとも簡単にターンし、WGまでボールを届けたりラストパスを狙えるということだ。確かに、こんなやつをほっとけるわけない。
バルサ
バルサはいつも通りであり、そこまで特筆すべき点はなかった。しかし、ポイントになったのはビルドアップに詰まったCBにとってのパスコースともなり、マンマークされているIHに前を向いてボールを受けさせるオーバメヤンのポストプレーだ。百発百中で成功するというわけではないが、今のバルサの攻撃のカギを握り、決定的な仕事ができるIHに前を向いてボールを渡せるこのはたらきはかなり助かる。IHはポストプレーによってボールを受けたあとに決定的な仕事を果たすにも関わらず、ポストプレーまでの過程も手伝ってくれている。IH自らがサイドへスーッと流れることでべったりとマークしているエルチェの選手を誘い出し、オーバメヤンへのパスコースを作り出していた。
さらに、オーバメヤンのポストプレーは3人目の動きを誘発するトリガーとなり得る。ビルドアップに参加しながらゴール前への飛び出しも狙うデヨングのような選手がいるため、シンプルなプレーではあるが多方面に優位性を生み出すことができる。
デンべレとアウベスの組み合わせってどうなの?
エルチェ戦でバルサは右サイドにデンべレとアウベスという縦関係の組み合わせで臨んだ。衰えも見え始め、エルチェの左SBであるモヒカに機動力があったということで守備面での限界が見え始めたアウベス。当たり前であるが、身体的に衰えが見えるアウベスに何度も守備に追わせるのはかなりまずい展開である。同サイドのCBがアラウホだったから何とかなっている感は否めない。
ここで1つの疑問が浮かんだ。”ボールロストの多いデンべレをアウベスと同サイドで起用するのっていかがなの?”トラオレよりも多くの選択肢を持ち、ビルバオ戦では途中出場にも関わらず1G2Aという結果を残すデンべレと抜群のポジショニングセンスで臨機応変にその場その場でベストな立ち位置を取ることで相手チームの選手を混乱させたり、バルサのWGが1対1で仕掛けられる展開を作り出してくれるアウベスという攻撃面では多くのメリットをもたらしてくれる。
もちろん、対戦するチームが下位チームであった場合にはチーム全体で即時奪回を狙うことでデンべレのボールロストもアウベスの守備面での課題もごまかせるが、近日に控えているマドリー戦のような試合の場合は即自奪回はうまくいかず、デンべレのボールロストも増えていくことだろう。そうなるとアウベスのマッチアップの相手がヴィニシウスという地獄のような展開が生まれてしまうのだ。
僕の結論としては下位チーム相手ならデンべレとアウベスの組み合わせはアリなのかなという感じ。
今回はここまで。いつもと比べると、文章量がかなり少ないですが、とりあえず今投稿できていない試合に追いつくために少しずつ進めていきます。内容の薄さはご勘弁を。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。
La Liga21-22シーズン 第26節 バルセロナvsビルバオ マッチレビュー
どうも、くれたです。今回はビルバオ戦のマッチレビューです。今シーズンリーグ戦で引き分け、国王杯で敗北を喫している苦手なチームに対して、2試合連続4得点中の絶好調バルサはどのように挑んだのでしょうか。
多くの方に読んでいただきたいので、拡散をお願いします!
今回は簡単なものですが、グラフを作成して載せてみるので、そちらもぜひ!
スタメン
リーガでの出場停止の制裁を消化し、久しぶりに試合へと戻ってきたアウベス、出場停止のアルバの代わりに左SBで出場したデスト、オーバメヤンに期待が集まる。これは自分だけかもしれないが、デストには偽SB的な動きを期待していた。今回の中盤はぺドリとガビが選ばれ、デヨングはベンチから。なんともシャビは豪華な中盤の選択肢を持っている。
バルサ戦後に国王杯の準決勝を控えているということで、大幅なターンオーバーを行ってきたビルバオ。毎試合バルサが手を焼いているイニャキ、ムニアイン、イニゴマルティネスらがベンチからのスタートとなった。ターンオーバーをしたとはいっても、このメンバーをスタメンで揃えられえるのはかなりすごいことなのではないかと思う。
両チーム嚙み合わせ
再現性の高いパターン化されたバルサ
前回対戦の国王杯で惜しくもビルバオに敗北を喫したバルサであったが、今回の対戦では見違えるほどの完成度で臨んできた。アトレティコ戦前の2週間に渡る代表ウィークを機に各選手の立ち位置と役割はかなり整理され、シャビによって今何をするべきなのか、今どこにいるべきなのかが多くの選手の頭の中にインプットされ、それがアトレティコ戦で4得点という形でアウトプットされた。
今回のビルバオ戦でも4得点という形で幕を閉じたが、その要因は各場面における最適なプレーのパターン化の成功や、高い再現性の実現であると考えている。
そのなかでもくれたが高い再現性を感じた場面は左サイドの3人でポジションを入れ替えながら行われた循環の動きである。この循環の動きが顕著に表れていたのはアトレティコ戦である。確実に数的優位を確保しながら連携を駆使して前進、それができなければ左サイドで密集を作って右サイドのトラオレのアイソレーションを活かすといういかにもバルサらしいアクションがビルバオ戦でも見ることができた。
アトレティコ戦で有効だったデヨング、ガビ、アルバで行っていた循環の動きがビルバオ戦ではペドリ、フェラン、デストといった全く違う選手達でも循環が作れているあたり、シャビによる再現性のあるアクションの指導が行われてるんだろなぁ。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年3月1日
このツイートでも再現性について触れてるけど、監督がシャビになってから各所での再現性のあるプレーが見られ始めた。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年3月1日
特に攻撃面でのパターン化は著しく、直近の数試合ではプレッシングも整理されつつある印象。
やっぱシャビすげぇ。 https://t.co/GnMseOZKk7
さらに感心したことは、この循環に動きがアトレティコ戦とは全く違う選手でもできていたということである。アトレティコ戦では左サイドはデヨング、ガビ、アルバで構成され、ビルバオ戦ではぺドリ、フェラン、デストの3選手で構成されていた。左SBが本職ではないデスト、まだまだボールが落ち着かないフェランがいたものの、ぺドリが立ち位置とリズムをうまくコントロールしていた。
後方での数的優位の確保は今回もアウベス兄貴が手伝ってくれた。ビルバオの選手の立ち位置によってアウベスがいるべきポジションを少しずつ調整し、時には内側、ある時には外側など、うまく使い分けていた印象。
後方はブスケツ+4バックの5枚、前方は的確に5レーンを埋めるように選手を配置していた。
守備一辺倒のビルバオ
大幅なターンオーバーを行い、ベストメンバーとはいえない布陣で臨んだビルバオ。前回対戦の国王杯、La Ligaの第2節と大きく違ったのが守備戦術。
その2試合のレビューも貼っておくのでぜひ。
さて、今シーズンのこれまでの対戦と大きく違っていたのは守備戦術だと述べたが、それはハイプレスかリトリートでの守備かということ。これまでの2試合でバルサはビルバオの洗練されたハイプレスにかなり苦戦を強いられ、ロングボールで回避してもすぐに距離を詰められボールロスト。そこからはとにかくイニャキを背後に走らせる地獄絵図を見せつけられていた。
しかし、今回の対戦ではビルバオ側は大人しくリトリートでの守備。ビルバオのマルセリーノ監督が直近のバルサを見てまずは保守的なスタイルで固く守るというコンセプトをおそらく選択したのだろう。その上、大幅なターンオーバーにより今のバルサをハメ込めるほど完成度の高いハイプレスはできないと判断したとも考えられる。
だが、それでもビルバオはビルバオであった。4-4-2のコンパクトなブロックを形成しバルサに対応。プレスのかけどころをミドルゾーンに設定し、ミドルゾーンではバルサに自由を与えない意図。しかし、ブスケツ、ぺドリ、ガビがそれを許さない。ビルバオのプレッシングをものともせず、右へ左へボールを見事に展開し、ビルバオの守備ブロックを揺さぶりに揺さぶって翻弄した。
支配率と数字には表れない主導権
今回のビルバオ戦でも72%の支配率を記録したバルサ。ビルドアップ面の改善を行い、クーマン体制時にはほとんど規則性もなかったと言ってもよいプレッシングの秩序を作り出したシャビ。チームに再現性、規則性、秩序を生み出し、試合内容の劇的な改善の成功した。
クーマン体制時とシャビ体制での支配率の上がり方を調べてみたところ、下のグラフのようになった。(扱った試合はシーズン開始12試合と2022年のこれまでの12試合)
監督がクーマンからシャビに変わり、支配率がグッと上がったと思われた方も多くいると思うが(事実、自分がそうだった)、実は大きな差は表れなかった。クーマン体制時から支配率は安定しており、特にグラナダ戦やアトレティコ戦では70%を超える支配率を記録している。しかし、相手チームもボールを握りたいチームであると、支配率はほぼ50%近くまで下がり、思うように試合のペースを握れていなかったことが推測できる。
シャビ体制でも国王杯のリナレス戦、アラベス戦、ビルバオ戦での70%越えの支配率が目立ち、クーマン体制時と同じくそこそこ支配率は安定している。平均支配率には大きな差こそ表れなかったものの、試合のペースを握ることができた試合はクーマン体制時と比べて多いような印象を受けた。これはクーマン体制時にはなかった守備時の秩序を生み出し、プレッシングをチームに仕込んだシャビの功績だろう。
さらに、クーマン体制時と違う点はビッグマッチでも戦えるチームになったこと。クーマン体制時ではバイエルン戦は仕方ないかもしれないが、アトレティコ戦、ベンフィカ戦、マドリー戦で敗北している。シャビ体制ではマドリー戦で敗北してしまったものの、アトレティコ戦で勝利、バレンシア戦で快勝、イタリアの強豪ナポリ相手には1勝1分という結果を残した。
これほんとすげぇな。ダービーこそ惜しかったものの、イタリアの強豪に競り勝って国内の強豪にも勝てるようになった。 https://t.co/2pSRMIASDU
— くれた (@Cule_tactical) 2022年3月1日
手に入れた得点力
ビルバオ戦で4得点を記録し、バレンシア戦、ナポリ戦と続いて1試合4得点を達成したバルサが手に入れた得点力はもう偶然のものではないと思われる。上の支配率と同様にクーマン体制時とシャビ体制時を得点力の面でグラフを作成し、比較を行う。
上記の支配率のグラフとは違ってこちらの差は歴然である。平均得点が1点も増えている。クーマン体制時には開幕戦のソシエダ戦こそ4得点したものの、0得点の試合が目立ち、シャビ体制時には0点の試合はない。しかも、クーマン体制時での0得点の試合はバイエルン戦を除いてアウェーゲームであり、ナポリのアウェー戦やバレンシアのアウェー戦でも4得点できているという点を見れば、多少はアウェーゲームにも強くなったと言えるかもしれない。
ここまでシャビの率いるバルサが得点力をつけた要因を考えてみると、冬のマーケットでプレミアからFWを一気に3人もつれてきたこともあると思うが、個人的に1番の要因はシャビの仕込みによる攻撃アクションのパターン化の成功だと思う。
スーパーサブ、デンべレ
ビルバオ戦、67分にフェランと交代したデンべレは欲しかった追加点を奪い、そのあとにルークデヨングとデパイへ見事なアシストを記録して途中出場ながら1G2Aという驚異的なスタッツを残した。さらに、2つのアシストは左足と右足でそれぞれ記録したもの。さすが両利きである。
なにかとやらかし、カンプノウでもブーイングされるデンべレであるが、ここまでの活躍をされると拍手するべきを得ない観客たち。
こんなデンべレをこれから安定して活躍させるにはやはり今回のような後半からのスーパーサブ起用だと思う。後半まで守備に走らされ、疲弊しているところに足が速く、テクニックもあるデンべレが出てくるとそりゃ対応に困る。
しかし、こんなデンべレにも短所はあり、それは周りとの連携の出来なさ。SBとの簡単な連携ぐらいはできるのだが、中央での複雑な連携にはまだまだという感じ。これを考慮するとますますデンべレは後半からの起用の方がチーム的にも良いのではないかと思う。
今回は以上です。いかがでしょうか?3試合連続4得点とノリに乗っているバルサ。次節はアウェーでのエルチェ戦。最近のエルチェの調子はよく知りませんが、今の好調バルサなら勝てるはずです!
多くの方に読んでいただきたいので、拡散をよろしくお願いします!
今回のようにグラフがあるといいなと思ってくださった方はぜひ教えてください!
では。
確信した強さ EL プレーオフ ナポリvsバルセロナ 2ndleg
どうも、くれたです。今回はvsナポリ第2戦のマッチレビューです。1stlegは後半にかなり主導権を握って決定機を作り出しましたが、決め切れず1-1の引き分けで終えて迎えたナポリのホームでの2ndleg。毎シーズン恒例のようにバルサはアウェーゲームに滅法弱く、個人的に今回も必要以上に心配してしまいましたが、今回はどうだったのでしょうか。
前回対戦のマッチレビューを貼っておきます。
たくさんの方に読んでいただきたいので、拡散をよろしくお願いいたします!
スタメン
前回対戦からの変更点は左SBと左IH。トラオレの対策として出場していたフアンジェズスに代えて攻撃的なSBのマリオルイ、怪我をしたアンギサに代えてデンメが出場。ちなみにデンメは19-20シーズンはアンカーとしてバルサ戦に出場していた。
前回対戦からの変更点
ミンゲサ→デスト
エリックガルシア→アラウホ
ニコ→ブスケツ
の3選手。バレンシア戦でシャビのフットボールへの理解を深め始めたことをアピールできたデスト、オシメーン対策に欠かせないアラウホ、ピッチにいなきゃ始まらないブスケツがスタメン入り。
デストとコンビを組むならデンべレの方がいいのでは?と思い、デンべレの先発起用を予想していた。
両チーム嚙み合わせ
強気のナポリ
引き分けのスコアでホームにバルサを迎えたナポリ、その姿勢はかなり強気なものであった。最終ラインをかなり高く設定し、プレッシングもとてもアグレッシブな印象であった。1stlegではバルサのCBにミドルゾーンの入り口辺りまでは前進させており、リトリートしながらプレー制限をかけ、ボールを奪い取るような守備であり、今回とはまるで別のチームのような変わり様だ。
また、左SBをフアンジェズスからマリオルイに変更したこともナポリが強気の姿勢で挑んできたことの1つの要因と言えるだろう。もちろん、マリオルイを起用することで1stlegよりかは左からの攻撃がスムーズに進むだろうが、問題となるのはトラオレを抑えるための守備。そこでスパレッティはマリオルイとクリバリの2枚体制で対応することを決意。これによってトラオレがボールを持つと、クリバリがつり出されることになり、中央のスペースが広くなってしまうが、それなりのメリットにはそれなりのデメリットが付いてくるという割り切った考え方であろう。
強気な姿勢が表れたのは最終ラインの高さと選手起用だけではない。1stlegではブスケツのマークを2トップの片方が担い、もう片方がボールホルダーであるCBにプレスをかけていたが、2ndlegではバルサの2CBへのプレスに2TOPをそのままぶつけ、ブスケツのマークには2ボランチであるファビアンルイスもしくはデンメに任せていた。(ファビアンルイスのケースが多かった)
しかし、これが裏目に出てしまった場面もあり、後述する。
バルサ、思惑通り。
まずは図で取り上げた選手について。デストはバレンシア戦で高パフォーマンスを見せ、先発で起用。大外を得意なプレーエリアとしているトラオレとの上下コンビで大丈夫か?とスタメン発表時には感じていたが、デストはかなり気を利かせたプレーができていたように思えた。
もちろん、ここ最近のトラオレのチームへの貢献ぶりを考えてデストの大好きな大外はトラオレに譲ることとなってしまうのだが、デストはトラオレの状況に応じてポジションを取り、「今は内側、今は外側、今はフォローに行くべき。」など、状況判断能力がここ数週間で高くなったと感じる。
アトレティコ戦、エスパニョール戦を通してデストとアウベスとの差を感じ、ELもアウベスがいないとまずいのではないか?と感じていたが、アウベスの不在を感じさせないデストの働き。このSB、もっと化ける。
次はオーバメヤン。バレンシア戦でハットトリックを達成し、クレが待ち望んでいた決定力のある気が利くCFがついに現れたなという印象を受けた。今回も堂々スタメンに選ばれ、ポストプレーとナポリの最終ラインとの駆け引きを繰り返すことでバルサの選手に前向きでボールを供給しながら最終ラインを下げさせる役割を担っていた。さらにこの試合もダメ押しの4点目を決めながら、1点目のカウンターの起点となり、チームに貢献してくれた。
ナポリのプレッシングが裏目に出たのはデヨングをフリーな状況にさせたこと。人数をかけて厚みのあるプレッシングをバルサにかける意図を持っていたが、ブスケツへのマークに2ボランチのファビアンルイスが出ていくことでデヨングにフリーの状況を提供してしまい、簡単にボールを運ばせる、もしくは展開されるシーンがあった。
復活の兆し、フレンキーデヨング
この試合、攻守において多大なる貢献をしてくれたのがデヨング。シャビによって開発されたデヨングのCB脇でのゲームメーカー的役割はナポリ戦では見られず、後方から前方まで幅広く関わるオールラウンドプレーヤーであった。2点目のゴラッソは言わずもがな、ここぞという場面での寄せの速さは異常であり、ぺドリ、ガビ、ブスケツらの最高級の中盤の選手たちにはなく、デヨングだけが突出して持っているアスリート能力を見せてくれた。
さらに、バルサのハイプレスのスイッチはデヨングのスプリントから入るシーンが多く見られ、今回の試合のカギともなったバルサのハイプレスの0→1を始動し、バルサにおいてとても重要なハイプレスからのボール支配を実現するキープレイヤーとなった。
ブスケツが抜けたあとのアンカーでのプレーもブスケツとのプレースタイルは大きく違うものの、これまでのデヨングより安定感を増したように思えた。
小澤さんもこの試合のMOTMはデヨングと答えていた。
あえてのロングボール
今回のナポリ戦、妙にロングボールが多いなぁって思っただろうか?バルサがロングボールを多用する試合はほとんどと言ってもいいぐらい内容は著しくないが、今回の快勝ぶりを見れば、ロングボールがバルサにとって優位にはたらいたと解釈することができる。
バルサがロングボールを多用することになった要因は明確である。そう、先述したナポリの強気の姿勢によって設定された高めの最終ラインと前からはめ込もうとするハイプレスだ。過去のバルサは逃げ場のないハイプレスには滅法弱く、唯一の解決策といっていいほどであるロングボールも全く有効ではなかった。なんせ、前線でロングボールを受けるのはメッシだったからである。
しかし、今のバルサでロングボールを受けてくれるのは高身長のオーバメヤン。ナポリにも高身長かつ完成度の高いCBのクリバリがいるものの、メッシがいる時代と比べれば、競り勝つ勝率は跳ね上がっているだろう。競り勝つ勝率があがったが、必ずバルサにボールが渡るはずではない。しかし、今回ロングボールがバルサにとって優位にはたらいた理由はナポリのハイプレスによる、最終ラインと2列目との間にできた広大なスペースである。
先述した通り、ファビアンルイスやデンメをブスケツのマークにつかせるほど前がかりにプレスをかけるため、どうしてもセカンドボールを拾う選手が少なくなってしまうのだ。
前半終了。ナポリはビルドアップ、バルサは守備でそれぞれ脆さを見せたものの、前半を制したのは3得点を奪ったバルサ。前がかりに圧をかけるナポリの裏をかくようにロングボールを織り混ぜながら試合を優位に進めた。後半は失点をしてスタジアムの空気に飲まれないよう勝利へ持っていきたい。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年2月24日
それが顕著に出たのが2点目のデヨングのゴールシーン。
精度の上がったプレッシング
2-4、最終スコアは3-5で終えたナポリとの試合、もちろん多くの人がセリエAで最少失点を誇っているナポリから5点を奪ったバルサの攻撃力に注目してしまうが、プレッシングの強度、精度の向上からは目を背けるべきではない。
バルサのはめ込むプレッシングの特徴はサイドへの圧縮とマンマークディフェンス。それがきれいにハマったのが15分25秒前後のシーン。
まずはメレットからボールを受けたディロレンツォに対してフェランが軽く寄せ、デンメへのパスを誘発。ディロレンツォからボールが離れた瞬間にはもうデンメへのプレッシングを行っているぺドリ。デンメがボールを受けたころには味方の選手はもうマンマークされており、前方に選択肢はない。仕方なくラフマニにバックパスしたところをオーバメヤンがクリバリへのパスコースを切りながらプレッシング。これでラフマニは為す術もなくロングボール。前方にはオシメーンがいたが、オフサイド。これでバルサがボールの回収に成功した。
この一連の流れはバルサの組織としての連動性も素晴らしかったが、オーバメヤンのDFとしても力を発揮するところに非常に感心した。
思ったよりもナポリのチームとしてのビルドアップは高くなく、バルサに何度もひっかけられているにもかかわらず何度も組み立てを試みてくれたことは、バルサのプレスがハマる要因の1つであったかもしれない。
今回は以上です。いかがでしょうか?無事ELのプレーオフを通過し、いよいよベスト16の戦い。相手はトルコのガラタサライですね。どんなチームかが全く分かりませんが、今のバルサなら十分ELを優勝できる実力はあるはずです。怖がらずに挑みたい!
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では。
La Liga 第25節 バレンシアvsバルセロナ
どうも、くれたです。今回はバレンシア戦のマッチレビューです。前ヘタフェ監督のボルダラスが今シーズンからバレンシアの監督に就任し、いい意味でも悪い意味でもかなりアグレッシブなチームへと生まれ変わった印象。毎シーズンファールに苦しめられているバルサがボルダラス率いるバレンシアに対してどう臨むかが注目。
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スタメン
冬のマーケットで昨シーズンまでバルサに所属していたモリバをライプツィヒから、トッテナムからブライアンヒルを獲得し、バルサ戦でも起用。注目選手はバルサも目を光らせている左SBのガヤ。攻守両面で活躍できるスペイン人。
怪我復帰直後のアラウホやナポリ戦で初スタメンを飾ったオーバメヤン、ナポリ戦でカンプノウであるにも関わらず、サポーターからブーイングを受けたデンべレを先発で起用したシャビ。出場停止のアウベスはバレンシア戦までのため、次節から出場可能。デヨングのIHは左で固定されつつあり、ナポリ戦でデンべレ、デストとの連携を見せたガビは右IHで起用。
おそらくナポリ戦での出来を見て、右のデンベレに合わせて右IHはガビだろうから、今日の試合のガビがペドリのようにライン間でゴールに直結する仕事をできるかどうかが個人的な注目ポイント。 https://t.co/zrCSfty7Cm
— くれた (@Cule_tactical) 2022年2月20日
両チーム嚙み合わせ
まずはバレンシア側から。
バレンシアはスタートポジションと同じく、守備時も4-4-2のブロックを形成。バルサ含め、他の多くのチームが守備時に4-4-2のブロックを形成するが、バレンシアらしさがでた箇所があった。
バレンシアらしさがでたのは、両SHとドブレピボーテの守備時の動きである。両SHはバルサのSBがトラップする瞬間にプレッシャーをかけるわけではなく、ボールが渡ってから勢いを持ってプレッシャーをかけに行く姿勢が印象にに残った。さらに、ドブレピボーテはガビとデヨングへのマンマークをかなり意識しており、バルサにピッチ中央での主導権を握らせないという意図を感じた。
また、これまでマッチレビューを投稿してきて気づいたのだが、バルサと対戦するチームのほとんどが採用している守備の仕方がある。それは2トップの片方がボールホルダーのCBにプレッシャーをかけ、もう一人がブスケツを抑えるという守備だ。素人目線の僕でもわかるように相手チームにとってもブスケツはやはり厳しく抑えておくべき存在。しかし、ブスケツはCB間に降りて3対2の数的優位を生み出したり、様々な策を持っているため相手にとってはかなり厄介だろう。
次はバルサ側。
バレンシア戦では、シャビが就任してこれまでの試合とは違った攻撃の仕方が見られた。いつもはWGが大外に張ることで幅の広さを確保していたが、バレンシア戦ではWGがハーフスペース、SBが大外に張ることで幅を取っていた。これはCF気味にポジショニングするフェランと外側でも内側でも遜色なくプレーできるデンべレの特徴を考慮し、デストとアルバを得意なプレーゾーンである大外で起用するという相性の良い組み合わせでシャビは試合に臨んだ。
バレンシア戦、いつもとは違ってWGではなくSBが幅を取る役割に。CF気味にポジショニングを行うフェランと内側でもプレーできるデンべレの特徴を考慮し、大外を主に専門とするデストとアルバの長所を活かした采配。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年2月22日
特にデストはやりやすさを感じていた印象。
バルサはここ数試合からボール保持をしながら相手陣地へ安定して押し込めるようになってきたため、DAZNの解説を担当した小澤さんもおっしゃっていたように、ゴール前に人数をかけて攻め込むことが可能となってきた。そのため、厚みのある攻撃から即時奪回もかなり現実的なものとなっており、クレたちが見たいバルサのサッカーへとドンドン近づいている印象を受けた。
これはこれまでの試合のマッチレビューでも記述したことなのだが、試合を見るたびに本当に各選手の役割と配置が整理されたように見える。これは低迷していたデヨングやデストだけに限らず、新加入のオーバメヤンやフェラン、トラオレにも一貫して言えることである。
余裕を与えないプレッシング
これまた小澤さんのお言葉からの引用なのだが、監督がシャビになってからバルサは守備時の切り替えやプレッシングがかなり改善された。バレンシアに余裕のあるボール保持を許さず、常にプレッシャーを感じさせるほど、バルサの攻→守の切り替えがすさまじく改善されており、プレッシングの速度もクーマン体制時とは段違いだ。
これは8分41秒の即時奪回のシーン。ガビがボールロストしたものの、ガビ自身がファーストディフェンダーとなり、ブライアンヒルへプレッシング。スペースの狭い方へと誘導しながら人数をかけてプレーを制限。直接的にボールを奪い取ったというわけではないものの、ブライアンヒルのミスを誘発することでバルサのボール保持の時間を再び開始することに成功した。
背後を取った得点
結果的に1-4というスコアで改称したバルサは4得点のうち、前半の3得点はすべてバレンシアの背後を取ったことから生まれた。
1点目はバレンシアのハイラインを突いたオーバメヤンの裏へのランニングに絶好調のアルバがピンポイントのパス。うまくバレンシアのGKの肩口、ニアハイを狙いすましたシュートでフィニッシュ。僕はオーバメヤンがこのシュートを決めた時に、「これを決められるCFが欲しかった。」と心の底から感じた。
2点目もアルバの決定的なパスからの得点。これは一旦ボールロストしてしまうも、ガビがすかさずファーストディフェンダーとしてプレッシャーをかけて、バレンシアのCBであるアルデレーテがスローインに逃げることを選択させたことから始まった。スローインの流れからデストが中央へボールを運んでブスケツへパス。ブスケツは「いつ見てたんだよ」って言いたくなる角度にいたアルバへダイレクトでパス。パスを受けたアルバが背後を狙うデンべレへ見事なパスを送り、誰よりも早く動き出した中央のデヨングに折り返してゴール。素晴らしい一連の流れであった。
3点目は3人目の動きを活用することで背後を取ったシーン。デストとデンべレの連携でうまく時間を作り、その隙にガビがガヤの背後をとるポジショニング。ガビを見逃さなかったデンべレが鋭いパスを刺し、ガビが中央のオーバメヤンへアーリークロス。一瞬オフサイドにも見えたが、すでに勝負ありだった。
ここで改めてこの3得点で見えたバルサの相手の背後を取るパターンを振り返っていく。
1点目はスローイン後のバレンシアの切り替えの甘さを突き、乱れた最終ラインの背後を取ったことによって生まれた得点。
2点目はダイレクトパスを連続させることによってバレンシアの選手の視線を集め、バレンシアの最終ラインが上がることを逆手にとって背後を取ったことによって生まれた得点。
3点目は捕まえるのがなかなか難しいと言われる3人目の動きを駆使して背後を取ったことによって生まれた得点。
まとめるとこうなる。
・切り替えの甘さを突く
・ダイレクトパス&ラインの上げ下げの穴
・3人目の動き
前半終了。0-3。全て相手の背後を突いてからの得点でバルサらしく試合を進めた。次節ビルバオ戦でのアルバの欠場は確定したものの、おそらく代わって入るデストの調子はかなり良い。後半はクリーンシートを意識しながらボールを支配して追加点を狙いたい。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年2月20日
Top of topに近いぺドリ
59分にデヨングと交代して入ったぺドリ。約35分間の出場であったのにも関わらず、存在感を示したスーパーな19歳。当マッチレビューでは毎試合ぺドリを褒めている気がしなくもないが。。。しかし、彼はそれだけすごい。毎試合取り上げて書く価値があるのだ。
彼のすごさは攻撃面だけで説明できるものではない。守備にもよく走り、埋めるべきポジションなどをよくわかっている。しかし、特筆すべきは攻撃面。これまでのマッチレビューでは、ライン間でボールを引き出して前を向くアクションのスムーズさや狭いスペースでもボールを失わないキープ力を取り上げたが、バレンシア戦で垣間見えたのは試合を落ち着かせる能力だ。後半に失点し、バルサの課題であった間延びが露呈しつつある中で出場したぺドリ。
急ぐ場面でないと判断した時には「急いで前に行かなくていい」というジェスチャーでチーム全体を落ち着かせ、バレンシアの守備ブロックに穴が見えたら必殺のスルーパスで一気に勝負をつけに行く余裕を持つ19歳。2シーズン前までラスパルマスにいたとは信じられない。これからに期待。
今回は以上です。いかがでしょうか?次節はまたもや強豪のビルバオ戦。復活してきたバルサならいける!かもしれませんが、まさかのアルバが出場停止。右SBはアウベスが入るとして、個人的な予想ですが左SBにはデストが偽SBのような役割で起用されるのではないかと期待しています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
では。
EL プレーオフ バルセロナvsナポリ 1stleg マッチレビュー
どうも、くれたです。今回はヨーロッパリーグのナポリ戦1stlegのマッチレビューです。今シーズンからアウェーゴールの制度がなくなり、これまで慎重第一を意識していた各チームが自分たちの持ち味を存分に発揮することができるようになったのではないでしょうか。2ndlegでも優位性を持つためにカンプノウでのこの試合はリードの状態で終えたいですね。
ちなみにナポリはセリエAで最少失点のクラブであり、その牙城をいかにバルサが攻略するかも注目のポイントです。
スタメン
エスパニョール戦と比較すると、シャビはメンバーを少し入れ替えた。ブスケツ、ガビ、デストを外してミンゲサ、ニコ、オーバメヤンをスタメンで起用。デヨングはブスケツの代わりにピボーテの位置に入り、真価が試される。
有名どころの選手で言うと、ビッグクラブから声がかかるクリバリ、イタリア代表のディロレンツォとインシーニェ。スペイン代表のファビアンルイス。中でも注目はトップに君臨するオシメーン。
両チーム嚙み合わせ
ナポリ戦はこれまでと起用された選手やポジションが違ったために、エスパニョール戦との変更点もかなりあった。
ナポリ守備時の特徴とデヨングの違和感
ナポリは守備時にトップ下のジエリンスキがオシメーンの隣に上がって4-4-2のブロックを形成。この2トップはバルサのCBがボールを保持している際に1人がボールホルダーにプレッシャーをかけながらもう1人はデヨングをケアするよう守備していました。
ここで悪く目立ってしまったのがデヨングのオフザボールの動き。どうしてもブスケツと比べるのはかわいそうだが、、彼にはそれだけのポテンシャルがあり、期待されている。ブスケツならこの場面で瞬時にCB間に降りて3対2の数的優位を作り出してビルドアップをしていたと思うが、今回のデヨングはCBから見てパスができないような立ち位置にいたり、CB間に降りることがあってもその判断が遅れることがあったように見えた。
いやなんか、うまく表現できないけど、デヨングのアンカーはボールに寄り過ぎてチーム全体の攻撃の舵取りがぎこちない感じ。
— くれた (@Cule_tactical) 2022年2月17日
そして何より徹底されていたのがトラオレの対策だ。トラオレの縦突破をケアするためにナポリの左SBであるジェズスが常にトラオレを視野に入れながらボールが渡るころにはトラオレにペースを握らせないように間合いをかなり詰めていた。また、トラオレ対策はこれだけではなく、ほとんどのケースでトラオレに対してジェズスとインシーニェの2人で対応していた。ジェズスが縦突破のコースを消し、インシーニェが内側のコースを切った。
ここからはバルサ側の話。
デストや登録外のアウベスの代わりに起用されたミンゲサ、ビルドアップを停滞させるほどの悪いポジショニングではなかったものの、エスパニョール戦のデストのように自分がどこにいるべきかが判断できていないシーンが多くあった。デストやアウベスのような攻撃的なSBではないためピケとポジションが被ることがあり、1人で十分だったポジションに2人いるという現象が起きていた。この大一番で起用するにあたってシャビも数日前から右SBとしての動きを仕込んでいるものだと思うが、そう簡単にできないのがアウベスロール。アウベスが恐ろしい。
次はオーバメヤン。ナポリ戦でバルサで初のスタメンとなったオーバメヤンは可もなく不可もなくという感想。プレミアで培ったインテンシティは守備時にナポリを追い込む際に発揮され、チャンスにつながるシーンもあった。特徴のスピードを活かす裏へのボールが出るシーンはなかったものの、積極的にナポリの最終ラインと駆け引きを行い、ラインを下げさせる働きも見せた。なかでも目立っていたのはビルドアップを助け、円滑にするポストプレー。このポストプレーによってぺドリやフェランが前を向いてボールを受けることができるようになり、右の大外に張ったトラオレへのパスなどのチャンスメイクに繋がった。しかし、ボールがうまく足元に収まらないこともあり、ボールロストも時折見られたため、要改善。
最後に両IHで起用されたぺドリとニコの動き。彼らはバルサのボール保持時にナポリの中盤の4枚のゲート間、4-4のブロックのライン間でボールを引き出すことを常に意識していた。ぺドリのナポリ戦での圧巻のパフォーマンスは後述するため、ここではニコについて触れる。久しぶりにスタメンとして起用されたニコは悪くもないが、効果的なはたらきはできなかった印象。ぎこちないデヨングの補助に回る気の利かせ方は良かったと思うが、個人的に行ってほしかったアクションがある。それは右サイドのポケットを取りに行くランニングだ。先述したようにトラオレに対してナポリはジェズスとインシーニェの2枚体制で対応していたため、トラオレはかなり手を焼いていた。さらに、ミンゲサはインナーラップするタイプの選手ではないため、トラオレの選択肢が少なく、強引なドリブル突破を試みるシーンが多かった。トラオレがボールを持っている状態でニコがポケットを取りに行くランニングができれば、攻撃の幅は広がりナポリの守備ブロックも自ずと崩れていたかもしれない。事実、右サイドがデンべレとガビのセットになり、デンべレがボールを持つとガビは積極的にこのスペースをランニングし、チャンスを多く作り出した。
バルサのカギとなったぺドリ
スーペルコパのクラシコのマッチレビューでも記述したが、ぺドリは正直レベルが違う。積極的にゲート間、ライン間にポジショニングを取り、数人に囲まれてもボールを失わず、ラストパスの頻度も多くなった。言わずもがなの運動量も忘れてはいけない。アトレティコ戦で右IHとして起用され始めてからぺドリはボールに関与する回数こそ減ったものの、相手チームにとって一番嫌なポジションに立ち、ラストパスやサイドチェンジなどの重要な仕事を担うことが多くなり、ぺドリの真の力が発揮されつつある。この辺りを見ると、ぺドリはシャビでもイニエスタでもなく、メッシに近づきつつあるなと感じた。
ただ、個人的にナポリ戦はニコとぺドリは左右逆のサイドでプレーするべきだったかなという印象を受けた。トラオレによってインシーニェとジェズスを引き付けているため、ぺドリのプレースペースできる時間とスペースが広がり、ゴールに直結するプレーがより多くできたのではないかと感じた。
露呈した決定力不足とフェランの魅力
ナポリ戦、結果的に1-1というスコアで終えたものの、バルサがもっと得点して試合終了のホイッスルを迎えていても全くおかしくなかった。トラオレのPK獲得によってフェランが沈めた同点弾から息を吹き返したバルサが怒涛の攻撃を見せるも、フィニッシュの精度が上がらず、そのまま試合終了。カンプノウでの試合であっただけになんとも悔しい結果である。ただ、冒頭にも述べたように守備の国イタリアのセリエAで最少失点を誇るナポリからこれだけの攻撃を見せることができたのだ。そこまで悲観することもない。
Barcelona (2.07) 1-1 (0.84) Napoli
— The xG Philosophy 🇪🇺 (@xGPhilosophyEU) 2022年2月17日
ここで取り上げられるのはやはりフェランだろう。数々の決定機を逃し、試合後には責任を感じて涙を流した。もちろん、すべての決定機を決めろとは言わないが、フェランなら決められた決定機もあったはず。あるデータによると、シティでのフェランのゴールパターンの内、ほとんどがワンタッチゴールであるという。これは単なるいわゆるごっつぁんゴールが多いということが言いたいわけではなく、ゴールに直結する場所にフェランはポジショニングできるということである。
このようなフェランの特徴を考えると、WGでの起用ではなく、よりゴールに近いCFでの起用の方が彼にとってやりやすいのかもしれない。
後半の間延びを解消しつつあるバルサ
近年のバルサの大きな課題として挙がっていた間延び。それがここ数試合はあまり見られなくなった。ナポリ戦は後半に同点に追いつき、イケイケムードで試合を進められていたことが要因だと思うが、後半のこの時間帯をバルサらしく制するにはやはりボール保持によって生み出す試合の主導権争いにおける勝利だと感じる。それがリードした展開でのボール保持ならなおさら効果アリ。
リードした展開を作り出すためにも決定力はやはり見逃せない要素だ。しかし、これはヨーロッパリーグ。CLとなればもっともっと厳しい戦いが待っており、高インテンシティが求められるに違いない。かつてのバルサのようにテクニックだけでなんとかなる時代は終わりを迎え、テクニックとフィジカルの両面が求められる時代となった。クラブの性質上、テクニックのある選手を獲得する傾向があるバルサをシャビはどのようにして高インテンシティの試合に耐えうるチームへと鍛えていくのかが非常に楽しみである。
今回は以上です。いかがでしょうか?カンプノウでの試合であっただけに勝利を飾りたかったですね。ぺドリの圧巻のパフォーマンスはあっぱれでした。
たくさんの方に読んでいただきたいので、ぜひ拡散をお願いします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!