La Liga第8節 アトレティコ戦 マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はアトレティコ戦のレビューです。クーマン体制に切り替わってからことごとく勝てていないビッグマッチ。昨シーズンにメッシがいても崩せなかったアトレティコ布陣とどう戦ったのでしょうか。

 

 

 

 

スタメン

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前節レッドカードによる出場停止をくらっていたデヨングが復帰し、ブスケツとドブレピボーテを組むのではなく、右SHとして起用されました。これはデヨングのゴール前への飛び出しとキープ力を活かして時間を作り出す役割だと考えました。

 

前半

ぱっとしないボール保持時の動き

相手はアトレティコということでオブラクをはじめとする守備陣が堅実ということは分かっていましたが、それにしてもゴール前まで侵入できない。アンスやデンべレ、ブライスウェイトなどのスピードのあるアタッカーの不在も理由の一つであると思いますが、個人的にはコウチーニョが中盤と前線をつなぐ役割が出来ていないと感じました。両サイドのアタッカーがデヨングとガビというMFタイプの選手であったため、幅をとらない役割の選手がいるとコウチーニョはやりずらいのかもしれません。

 

最終ラインとの駆け引き

いつも上手くいかないチームを見てると最終ラインとの駆け引きがほとんど行われていないことがあります。最近のバルサもデパイ1人だけがいつも可能性のあまり感じられない飛び出しを行っている状態でアトレティコの最終ラインをガタガタにする手段が全くと言ってありません。デヨングもゴール前への飛び出しを行っていますが、彼は2列目から突発的に動き出すタイプであり、駆け引きを常に行っている選手ではありません。

 

最終ラインとの駆け引きを行うことでラインをガタガタにして裏への飛び出しを狙う、最終ラインを下げるなど様々な効果があります。しかし現在のバルサアトレティコの最終ラインがきれいに揃っている状態で裏への飛び出しを狙おうとするため、いとも簡単に対応されてしまっているのです。

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あまりにも簡単な失点

今回の試合の失点はあまりにも簡単すぎる失点でした。フェリックスには完敗でした。バルサDF陣で一番の信頼を置かれていたアラウホが置いて行かれた時点で完全に不利な状態に陥ってしまいました。レマルに出したスアレスのラストパスもさすがでした。スアレスは守備面こそ欠点はあるものの、この歳になってもシュートとパスの精度は落ちていませんね。

 

二点目はデパイの安易なボールロストからでした。攻撃の中心がデパイであるため、デパイがボールを持つと周りの選手たちはパスを受け攻撃に向かうため、デパイよりゴールに近い位置でボールを受けようとします。しかし、このような場面でボールロストをするとデパイの後方にはCBしか選手が残っていないため、アトレティコにとっては絶好のカウンターチャンスとなります。このような現象はメッシがいたころにも見られました。

 

後半

アトレティコの守り方

アトレティコの基本布陣は5-3-2ですが、ミドルサードでは5バックとして守るわけではなく、サイドにボールが出るとそのサイドのWBが1列前に出て対応し、自然と4-4-2に可変します。これまで自分の中では5バックは5バックのまま守るのが普通だと思っていましたが、今回のアトレティコ戦を見て個人的には新しい考えが頭にインプットされて少しうれしかったです。

 

シメオネだからこそ、5-3-2から4-4-2への可変があんなにスムーズに行えるのだと再認識しました。クーマンとは守備戦術の仕込みの質の差が顕著に見られた場面でした。

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スタッツを少し齧る

画像

今回はこの画像。いつもはビルドアップの中心にいるデヨングが右SHで起用されたことにより、ボールに関わる回数が少なく、他選手との連携もかなり減っています。その分、中央でプレーすることになったニコとガビはボールに関わる回数が増えました。トップチームでプレーすることになったのはつい最近なのに遜色なくプレーできているあたり、さすがラマシア出身だと感じました。

 

今回は以上です。当たり前ですが、強いアトレティコ、勝てなくなったバルサというような構図でした。これからクーマンの去就が大きく揺れると思いますが、どうなるか見守りましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

では。

 

La Liga21-22シーズン 第7節 バルセロナvsレバンテ マッチレビュー

どうも、大学の夏休みがおわったくれたです。今回はレバンテ戦のマッチレビューです。昨シーズン重要な試合で勝ち点を落とした相手ですが、カンプノウではなんと15戦15勝という驚異の記録。今回もホームアドバンテージを受けることはできたのでしょうか。そして、期待のアンスはどうだったんでしょうか?

 

 

 

 

スタメン

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デヨングとぺドリという絶対的な選手を欠くバルサはその穴をガビとニコで補うことを選択した。

 

 

前半

プレスが甘かったレバンテ

カンプノウで圧倒的な戦績を見せつけられているレバンテ。今回もバルサに圧倒されてしまいました。なぜ圧倒されてしまったかを考えると、ほとんどの人が思い浮かべるのはレバンテの守備の緩さだと思います。いともたやすくバルサ攻撃陣に前進を許し、ペナルティエリアへの侵入を容易なものにしてしまいました。

 

ペナルティエリアへの侵入を許した結果生まれたのがバルサの先制点と2点目。デパイのドリブルでPKを獲得し、デパイ自身が決めた。

 

2点目はゴールに背を向けてボールを受けたデパイでしたが、レバンテの寄せが甘くデパイは簡単に前を向くことが出来ました。そして左SBで起用されたデストへパス。デストは左SBらしく動くのではなく、得意のドリブルを活かして中央へとボールを運び、スペースへ走りこんだルークデヨングへパス。事実上GKと1対1になった状況で落ち着いてゴールを決めました。シュートコースを作りながら自身のマークから離れるような膨らんだランニングでシュートを打つためのベストな状況を作り出した点はさすが9番の選手だなと感じました。

 

久しぶりの4-4-2ブロック

前節にクーマンが2試合の停止をくらったため、アシスタントコーチであるスロイデルが監督を務めました。アヤックスのテンハーグやナーゲルスマンのアシスタントコーチを務めたというなかなかの経歴をもつ人物ですが、何分バルサではクーマンの手下であったため彼がどんな考えを持っているかはよくわかっていませんでした。しかし、レバンテ戦では今シーズンのクーマン体制では見られなかったしっかりとした4-4-2の守備ブロックを構築しているように見えました。

 

これまでの試合のマッチレビューでも触れてきたことなんですが、守備にルールや決まりごとがないように見えていました。

特にバイエルン戦は。

cule-tactical.hatenablog.jp

 

スロイデルは彼なりに考えて4-4-2のブロックを採用したのでしょう。フィジカル的に優位性が取れず、無理がきかないコウチーニョを負担の少ない最前線に置く考えには個人的に賛成でした。

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ガビの右SH起用

クーマン体制では見られなかったガビの右SHでの起用もスロイデルの采配では見られました。その意図はいまいちはよく分かりませんでしたが、ガビが少しずつ中央に移動してくるため、ミンゲサの前方に大きなスペースが空きます。残念ながらミンゲサは攻撃的なSBではないため、このスペースを効果的に使う頻度はあまりありませんでしたが、右SBがデストの場合は彼のスピードを大いに活かせるでしょう。

 

後半

決め切れない3点目

後半、散々決定機を作り出していたバルサでしたが、3点目がなかなか決まらない。けがから復帰するアンスを安心できるスコアで迎えたいという気持ちが強かったから余計にムズムズしたのかもしれませんが、この試合に限らずとどめを刺す3点目以降の得点は非常に大事です。事実として昨シーズンには重要な試合でレバンテとは引き分けていますし。

 

CLの決勝トーナメント以降は1点でも多く稼いでおくことが大切ですし、精神的にも安定する要素となります。

 

パッとしないコウチーニョ

デパイやガビ、ニコたちが賞賛される中、これまでよりは少し好印象をもてたものの、パッとしないのがコウチーニョでした。コウチーニョも長期離脱から明けたばかり、といえば流されることかもしれませんが、彼は大金を支払って獲得した選手です。そんじゃそこらの選手とは期待されるノルマが違うのです。

 

自分なりにコウチーニョが活躍できない理由を考えてみたところ、プレーエリアに問題があるのかなと感じました。相手守備陣を押し込んだ展開で彼は守備ブロックの前にポジションをとることが多く、単独での突破能力があるとは言えないコウチーニョでは現時点でルークデヨングへのクロスを上げるかバックパス、もしくは横パスといった得点があまり望めず、消極的な選択肢しか残されていないように思えました。

 

そこでコウチーニョにプレーしてほしいのはライン間。フィジカル的な優位性は望めないものの、判断の速さ、ひらめきは衰えているとは思っていません。ライン間で前を向いてボールを受けることが出来れば得意なミドルシュートであったり、ラストパスが狙えるだろうと思いますね。

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帰ってきたメッシの後継者

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なんといってもレバンテ戦で触れなければいけないのはアンスの復帰でしょう。昨シーズンのベティス戦で負傷し、CLのパリ戦帰ってこれそうとか言ってたら怪我が悪化したり、色々なことが重なりやっと帰ってきました。大事をとって15分ほどの出場でしたが、なんと得点まで決めてしまいました。レバンテ戦はプレーだけでも見れたらそれでいいと思っていたクレも少なくないでしょう。

 

メッシの10番を引き継ぐにはまだ早いんじゃないかとか、次の10番はアンスしかいないとか色々な意見を見てきましたが、アンスには10番が似合うのかもしれないですね。滅私とはまた一味違ったドリブラーですが、アンスはアンスらしくやってくれば言い訳でのびのびプレーしてほしいですね。

 

今回は以上です。こんなに清々しい気持ちで試合を終えたのは開幕戦のソシエダ戦以来でしょうか。これからCLではベンフィカ戦、リーガではアトレティコ戦と厳しい戦いが続きますが、アンスも帰ってきました、デヨングも帰ってきます、もう少し待てばぺドリやアルバも帰ってきます。ただ心配なのはクーマンですが。少しずついい風が来ているのかなと感じます。

 

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では。

La Liga 第6節 カディスvsバルセロナ マッチレビュー

どうも、ワクチンの2回目を摂取が終わったくれたです。今回はカディス戦のマッチレビューです。昨シーズン苦しめられたクラブに対してどのように立ち向かったのでしょうか。今回もよければいいねやリツイート、フォローをよろしくお願いします!

 

 

 

 

スタメン

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前半

スライドの速いカディスの守備ブロック

この試合、最後まで無失点でバルサの攻撃をしのいだカディスはあまり触れられていませんでしたが、バルサのサイドチェンジに対するスライドが速かったように思えました。バルサの選手がサイドチェンジのボールを受けるころにはカディスの選手はマッチアップするポジショニング・準備ができており、改めて引いて守る展開においては必ず徹底しなければならない項目だなと感じました。

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前半21分のシーン

 

 

 

3人目の動きがない単調な攻撃

カディス戦だけに限って感じたことではありませんが、試合を消化するにつれてどんどん攻撃が単調になっているような気がします。特に3人目の動きがほとんどなく、2人だけの連携でなんとかしようとする動きが多くみられます。メッシがいた頃の話をしても仕方ありませんが、メッシがアルバに展開するために周りの選手が積極的に動いているように思えます。

 

現在のバルサの攻撃の中心は間違いなくデパイであるため、主に右サイドでプレーしていたメッシとは勝手が違います。そのため、これからカギになってくるのはメッシと左SBの関係と同じようなデパイと右SBの関係だと思います。

 

デパイが勝ち取ったブスケツの信頼

これまでブスケツはメッシがいい形、いい場所でボールを受けられるような働きをしていました。しかし、メッシは退団し攻撃の中心はデパイへ。ブスケツはデパイへボールを渡すことを優先的にしているように見えます。これまでブスケツがメッシにしかしてこなかった扱いをデパイにするほどなので、相当信頼しているなと感じました。

 

後半

いなくて気づくぺドリとアルバの重要性

バイエルン戦以降、ぺドリとアルバが不在という状況で試合をこなしているバルサですが、カディスのような最初からボール支配に固執せず、固く守るチームに対してはぺドリの絶妙なポジショニングで守備ブロックを混乱させたり、意表を突くラストパスで得点を狙っていましたが、その役割をガビに任せるのは荷が重い。また、バルサの数少ない武器の一つであるアルバのクロスもないため、攻撃のオプションも1つ無くなります。

 

活かせない決定機、守護神の活躍

今回の試合、結果的には0-0で終了しましたが、バルサ側にも決定機はいくつかありました。デパイの2つあった決定機、最低でも1つは決めたかったところです。要所要所でメッシ不在の影響が見え始めていますね。ほぼ毎試合当たり前のようにゴールかアシストを量産していたことは冷静に考えると改めて異常でしたね。

 

作られた決定機こそ少なかったものの、テアのスーパーセーブがチームを救ってくれました。GKが活躍するのはいいことですが、それだけ相手に決定機を作られているということも忘れちゃいけないことですね。

 

今回は以上です。いかがでしょうか?ワクチン接種の副作用で体が弱っているので、内容はいつもよりも薄いかも知れません、ごめんなさい。よければいいねやリツイート、フォローだけでもよろしくお願いします。

 

では。

La Liga21-22シーズン 第5節 バルセロナvsグラナダ マッチレビュー

どうも。バイト先で元ヤクザにブチ切れられ、バイトを辞めてきたくれたです。今回はグラナダ戦のマッチレビューです。すでに試合を見られた方はどんなことを頭に浮かべながら見ていたのでしょうか。なかなか振り返るのも切なくなるような試合でしたが、今シーズンはレビューを書くと決めたので、頑張ります。

 

 

 

 

スタメン

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前半

開始早々の失点

この試合の流れ、展開を大きく変えてしまったのは間違いなく開始早々の失点です。なかなかこうすればよかったとも言い難い流れでした。できれば失点前のコーナーをとられる前にマチスブスケツとエリックガルシアで挟み込めそうだったので、そこで奪うことが出来ればよかったと思います。アシストを記録したエスクデロのクロスと速いクロスに合わせたドゥアルテのヘッドは見事でした。

 

子の失点を機にグラナダはより守備的に、バルサはリスクを背負ってまでも攻撃に出なければいけない構図になってしまいました。

 

 

ただ人を並べた感の前線

この試合では今までと違い、コウチーニョとデミルが起用されたわけですが、この二人を起用したいとはいまいちを見られず、コウチーニョは使えるようになったから、デミルは右WGに起用する選手がいなかったから使ってみたというような印象を受けました。

 

二人とも純粋なWGというよりはトップ下に近いタイプであり、それにも関わらず効果的な動きは少なく、中盤のデヨングやセルジロベルト、SBのバルデやデストとの絡みはほとんど見られず、各々のやりたいようになんとなく動いているように思えました。

 

改善されないデストの孤立

今回の試合でも相変わらずデストの孤立という課題は改善されていませんでした。バルサの左サイドでビルドアップする頻度が多かったため、右サイドが空いてくるのは必然的なことですが、デストへサイドチェンジのボールが出たあとの周りのサポートがあまりにも内容に見えました。

 

グラナダはデスト1人に対して2人で対応することが出来ており、バルサが本来侵入したい深いエリアへ行かせないことを徹底していました。そのため、デストは浅いエリアからのクロスを選択せざるをえない状況に陥ったのです。

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後半

期待外れに終わったルークデヨング

後半開始のタイミングでクーマンはセルジロベルトに代えてルークデヨングを投入しました。前半から顕著にみられていたクロスでの攻撃をより効果的にするための交代でしたが、試合を見ているクレはより一層クロスの色が強まってしまうため、もう見ていられない気持ちだったと思います。

 

クロスのターゲットとして投入されたルークデヨングでしたが、重要な決定機を外す、クロスに対しての反応が少ないなど、期待の応えられない活躍でした。

 

CF、ピケ

この試合ではクロスでの攻撃しかクーマンの頭になかったらしく、挙句の果てにピケをCFとして起用する策をうちました。それでも本職CBの選手をCFで起用するのは無理があり、ピケも苦労しているように見えました。

 

こんな采配をしていてクーマンは恥ずかしくないのでしょうか。他チームでこの采配をするなら理解はできますが、元祖ポゼッションサッカーのチームであるバルサで哲学からかなり離れたサッカーをしなければならないのはなんだか情けなくなります。クレが見たいサッカーと勝てるサッカーは違うのかもしれませんが、もう少し考えてほしいところです。

 

その交対策、正解?

完全にクロスを放り込むだけのサッカーにシフトしてしまったバルサ、それにも関わらずクーマンはリキやガビといったラマシアで本来のバルサのサッカーを高次元で実現するために育てられた選手を投入しました。テクニックがあり、美しく相手を崩すために育てられた選手をクロスを上げるためにボールをサイドまで運ぶためだけに起用していました。これって正解なのでしょうか?

 

それってリキやガビじゃなくてよくない?と思うような交代策。クーマンにはつくづくあきれさせられます。

 

なんとかもぎとった同点弾

バルサは89分、ガビのクロスからアラウホが合わせ、なんとか同点に追いつきました。もちろん、負けるよりはよかったのですが、これでいいのか感がモヤモヤと残りました。カンプノウで下位チームに引きわけ、個人的にカンプノウでの引き分けは負けに等しいとずっと前から思っていました。マドリーやアトレティコが勝ち点を積み上げている中で確実に勝てるホームでの試合を落とすことはかなり痛手です。

 

監督が変わらない限りこんなサッカーを見せられるのかと思うと、ため息しか出ません。

 

スタッツを少し齧る

今回触れるのはこれ。

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青色のカクカクしたのがバルサのゴール期待値。前半終了時にはグラナダのゴール期待値より劣っていましたが、ルークデヨングが投入された後半からはゴール期待値がグンと上がっていることが分かります。また、ピケが投入された75分から少し時間がたつとこの試合でのゴール期待値の一番の上昇を見せました。

 

これは決して褒めているということではなく、ルークデヨングやピケといった高身長の選手を活かしたクロスを放り込むだけの攻撃でしかゴールの可能性を見出せていないことに情けなさを感じました。

 

今回は以上です。解任寸前まで追い込まれたクーマン、次節まで首が切られていなかったらどんなサッカーを見せてくれるのでしょうか。次監督候補もなかなか頭を悩ませるラインナップでしたね。見守るしかありません。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。切ない気持ちで頑張って書いたのでぜひいいねやリツイート、フォローだけでもよろしくお願いします!

 

では。

21-22シーズン CL GS第1節 バイエルンミュンヘン戦(カンプノウ)マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はCLのGS第1節であるバイエルンミュンヘン戦のマッチレビューです。近年の両チームの成績を比べると明らかな力の差があるビッククラブ同士の戦いです。過去にも2-8での敗戦など、直接対戦の成績はバルサの2勝、2引き分け、バイエルンの7勝と完全に相性の悪いカードでした。

 

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スタメン

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バルセロナ

バルサは今シーズンでは初となる5-3-2を採用。CBの人選やフレンキーのリベロ起用、デストやアルバの怪我の状況など不確定要素が多い中、CBにはアラウホ、ピケ、エリックガルシアが起用されました。残念ながらデストはスタメンではなく、セルジロベルトが代役で、アルバはスタメンとして出場しました。新加入のルークデヨングはいきなり起用され、前線でのポストプレーを期待されました。

 

 

バイエルン

実況でも触れられていましたが、バイエルンはとにかく層が厚い。試合前にけがの情報があったレヴァンドフスキはしっかり出場し、ニャブリとコマンはベンチスタートでした。

 

前半

なんとなく作った感満載の5-3-2

今回の試合でクーマンが採用した5-3-2ですが、僕にはなんともなんとなく作ったような詰めの甘さがたくさん見られたような気がします。

 

そして5-3-2に限らず僕が今シーズンのこれまでの試合を見てきて思ったことは、クーマンはフォーメーションにいる選手をただ当てはめているだけなのではないかということです。「後ろはとにかく数の暴力で守ってねぇ。攻撃の時はデパイの個人技とルークデヨングの高さでなんとかしてねぇ。」と言わんばかりの攻撃戦術、守備戦術の両方に見られた引き出しの少なさでした。

 

今回もクーマンなりに考えた結果の5-3-2だと思いますが、CB3枚+中盤の選手でビルドアップを安定させるなどの用途ではなく、なんとかバイエルンからの失点を防ぐことが目的であるかのような5-3-2に見えました。明らかに格上の相手、メッシという最大の武器の喪失など不利な要素もありましたが、あまりにも弱気に出すぎたという印象。

 

無秩序な守備戦術

この試合では守備における決まりごとの無さが露呈してしまいました。ボールホルダーの一番近くにいる人がとりあえずプレッシャーをかけに行くだけ、最後は数の多さでなんとかするというような、なんだか情けない守り方でした。

 

特に失点シーンをはじめとする、自陣にお底まれた展開ではパスを通されるとまずい選手間のゲートや使われるとピンチになるライン間をことごとく使われる始末であり、プレスに行けば交わされるの繰り返しでした。

 

さらに、守備時にバルサの最終ラインと中盤より前の選手たちの連携が取れていないと感じました。ルークデヨングとデパイで構成された2トップの守備の献身性が明らかに低く、簡単に突破されるため、デヨング、ブスケツ、ぺドリの中盤3人がリスクを負って前へ出ていかなければなりません。

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バイエルンの徹底したハイライン×プレス

バルサと違いバイエルンは細かなところまで決まり事があったように思えました。バルサの前線にはデパイとルークデヨングという基本的に裏に抜け出さないプレースタイルであったために、ハイラインの短所である背後にある広大なスペースを使われることがほとんどなく、バイエルンの思うつぼのようでした。

 

さらにプレスのシーンではどんな時でもプレスをかけるのではなく、バルサの選手が後ろ向きでボールを受けたシーンや浮き球やボールスピードが速い際に奪いに行くことが多く、チーム内で徹底されているように見えました。

 

 

不利対面のマッチアップ

そもそもの話で選手の質に大きな差があったものの、バルサ側の右サイドでは攻守両面でバイエルンに主導権を握られていました。本来ならポジション的にセルジロベルトはサネとマッチアップしますが、クーマンはこれでは分が悪いということでサネの相手を対人の強いアラウホに変更、セルジロベルトはデイビスにプレッシャーをかける役割を担いました。しかし、デイビスは対人の強かったセメドを1対1で抜き去ることが出来るほどの突破力があるSBであるため、本職がSBではないセルジロベルトでは到底太刀打ちできるような相手ではありませんでした。

 

また、最終ライン全体が右にスライドするため、左サイドに大きなスペースが出来てしまうため、一気にサイドチェンジされると数的不利を作られ、ゴール前までボールを運ばれてしまいます。

 

さらに、ぺドリがいつも以上にサイドまで守備に走っているように見えていましたが、これもその影響だと考えることが出来ます。加えて5-3-2というシステムは中盤から前線にかけてサイドに対する守備にかける人数が少なくなることが多く、どうしても受け身の守備にならざるを得ませんでした。かと思いきや、ぺドリがもともといたスペースを埋める選手がいないためライン間を使われる危険性があり、負の連鎖を繰り返すことになりました。

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後半

貴重な経験を積んだ若手

後半は前半とあまり内容が変わっておらず、変わった点と言えば若手が出場したことでしょうか。ガビやバルデ、デミルが出場し、特にバルデはアルバに代わって試合に入りましたが、持ち味のスピードや突破力でボールを前まで運び、存在感を出していました。すでにピッチにいた選手が諦めていたと言いたいわけではありませんが、彼ら三人からは「俺たちが何とかしてやる!」というような気概を感じました。

 

 

オープンな展開でより不利に

試合も佳境に入ると、お互い疲労が見え始めてオープンな展開となります。しかし、バルサにはオープンな展開を活かすことのできる選手がおらず、バイエルンにはコマンとニャブリというとにかく足の速いドリブラーが交代選手として出てきたため、バルサは対応に苦しみました。

 

デパイとルークデヨングの2トップの前線からの守備が甘いために、バイエルンのCBが容易にボールを運んだりロングパスを出せる状況が作り出されているので、オープンな展開になるとより効果的に働きました。

 

 

スタッツを少し齧る

今回触れるのはこちら。画像

明らかに左右のビルドアップの偏りと前進のできなさを見ることが出来ます。セルジロベルトから前へのパスが出ていないことや、デヨングのプレーポジションの低さなどが伺えます。アラウホはやはりビルドアップ面が心配ですね、、

 

今回は以上です。いかがでしょうか?明らかな力の差を見せつけられた試合でしたが、クーマンの解任が少しは進んだのかもしれません。そろそろクーマンのマネジメントや戦術的な引き出しの少なさに限界がきてますね。CLのグループステージ突破のために、バイエルン以外では確実に勝っていく必要があります!

 

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では。

La Liga21-22シーズン 第3節 バルセロナvsヘタフェ マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はヘタフェ戦のマッチレビュー。ワクワクしないサッカー、ひたすらファールをする相手チーム、それによって出てしまった負傷者とネガティブな要素を多く残したまま終えた試合ですが、振り返っていきましょう。

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スタメン

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バルセロナ

前節で怪我をしたピケ、退場をしたエリックガルシア、お休みをもらったぺドリなど今節では出れない選手が数人いたために、前節と比べて5人の変更がありました。GKには戻ってきたテアシュテーゲン、右SBにはデストではなくエメルソン、CBにはアラウホとラングレ、ぺドリの代わりにセルジロベルトが起用されました。

 

ヘタフェ

ヘタフェは移籍がうわさされているククレジャに代わってマティアスオリベラ、バルサ戦で結果を残しているハイメマタを起用せずにサンドロをチョイスしました。しかしクレ達が注目していたのはボルダラス前監督に代わって就任したミチェル監督ではないでしょうか。ボルダラスとは違ってなかなかイケメンです。

 

前半

起用に応えたセルジロベルト

今回、ぺドリに代わって起用されたセルジロベルトが開始早々2分で得点を決めました。セルジロベルトのいいところは派手なプレーはしないものの、課されたタスクを淡々と遂行し、今しなくてはいけないことを察知し、実行できるところだと思います。

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この得点シーンでは、いつもゴール前への飛び出しを行うデヨングが組み立て役に回っていたため、セルジロベルトはおそらく自分がその役割を担うべきだと判断もしくは指示されていたのでしょう。チャンスと見るや否や、FWのグリーズマンよりも先にエリア内に走り込み、ゴールを決めました。

 

セルジロベルト以外にも、あまり触れられなかった部分ですがいいところはたくさんありました。それはアルバとデパイです。

 

デパイはライン間とハーフスペースの交わったエリアでヘタフェDF陣の中間ポジションをとり、自分へのマークを曖昧にさせました。これによってボールを受けてから前を向き、スムーズにスペースへ走りこむアルバへのパスを行うことが出来ました。

 

一方、アルバも前方にスペースはあったものの、あえてそのスペースを使わず走り出すタイミングを伺うことで、アレニャに外のパスコースを意識させ、デパイへのパスコースを締めるアレニャとマクシモヴィッチの二人の間のゲートを広げることに成功していました。

 

この二人が作り出したのはまさに位置的優位、「配置で殴る」ということである。

 

ビルドアップ

前節のビルバオのような前線からのプレスをヘタフェはしなかったため、バルサは容易にハーフウェーライン付近までボールを運び、主導権を握ることに成功していました。

 

cule-tactical.hatenablog.jp

 

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デパイは0トップ気味に、両WGはST気味にポジションをとり、中央での崩しを狙います。今回、ヘタフェは2トップであったので、ブスケツがCB間に降りてきて3対2の数的有利の展開を作り出します。

 

こうみるとバルサは左右対称できれいな陣形ですよね。

 

これまではあまり見なかったと思うんですけど、ブスケツがCB間じゃなくてどちらかのCBのサイドに流れることが多くなりましたよね?

 

不用意な失点

今回もお決まりの義務失点。どうにかならないものでしょうか。やはりあのスペースで前を向かせてしまうとヘタフェといえどもゴールを決められてしまうほど今のバルサは脆いということですね。

 

メッシが抜けて攻撃力が大きくダウンすることは明らかに分かっていたことですが、メッシがいなくなって守備改善されるどころか昨シーズンの第3節終了時より失点数が多いということはどういうことなんでしょうか。理解が出来ません。

 

相変わらずの中盤省略サッカー

ヘタフェ戦も見飽きた中盤省略サッカーでした。縦に急ぐ必要性はあまりないのですが、前線も3枚がどうしてもストライカータイプなので縦に速くなってしまうことも理解できるのですが、その割にはDFを背負ってボールをつなぐ能力が高いわけでもなく、特別足がとびぬけて速いわけでもありません。

 

バルサのプレーにはいつも哲学という揺るがない考えがあるはずなのに、それを無視したかのようなプレーの連続。ブスケツやデヨングがせっかく後方から丁寧につないでいるのにそれを踏みにじるようなボールロスト。ため息が出ます。

 

 

後半

暴力団の本領発揮

前半からその荒さの片鱗を見せていた暴力団が本領発揮します。カードが出なければ、怪我しなかった大丈夫でしょのスタンスでファールを繰り返すヘタフェ。監督が代わって少しはましになったかと思っていましたが、在籍選手たちにはいまだにそのような考えが残っていました。そしてカードを出さない審判。ここでマドリディスタだのなんだの言ってもしょうがないですが、さすがに疑うレベルでした。今回の試合のファール総数はバルサ16、ヘタフェ22だたそうです。バルサもまあまあ多いな()

 

繰り返されるロングボール→ロスト

ヘタフェのファールが多くなり、ますますバルサの中盤省略サッカーに拍車がかかります。空中戦では分が悪く、空中戦の勝利回数ではバルサが7回、ヘタフェが18回でした。なぜこうも空中戦が弱いのにロングボールで勝負を挑むのでしょうか。途中から「これはバルサなのか?」と錯覚するほど。正直言うとめちゃめちゃつまらなかったです。

 

選手主体のポジショニング

これは前半からも見られた現象ですが、試合を見る限りクーマンの指示で選手が動いているようには見えませんでした。特に前線の3枚。彼らは攻撃時に独断で好きな時に好きな場所に動いているように見えます。ある時は中央に固まり、ある時は片方のサイドに固まる。即時奪回が求められるバルサにおいて、ピッチ全体を見てバランスの悪い配置は最悪です。カウンター時に後方のブスケツと2CBに負担がかかりすぎます。

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この間のシティ対アーセナルを見て気づいたのですが、シティは1点目の得点シーンを見ると、カウンター対策が出来た状態で得点を決めています。さすがというのか、シティでは当たり前なのか、、

 

 カンテラーノの出場

よかった点はカンテラーノが出場出来たことでしょうか。ニコとガビ、PSMで印象に残った二人でしたね。ガビにいたってはトップチームデビュー。おめでとう!ヘタフェの荒いプレーのリズムについていけない場面もありましたが、これぞバルサカンテラーノ!というように美しくいなすような場面もたくさん見られました。

 

デストの前線起用

もう一つの好材料はデストの攻撃性能を見れたことでしょうかね。クレ達からこじんまりと出ていたデストのWG起用。エメルソンがひどかったこともあるかもしれませんが、デストはしっかり印象に残るプレーを見せてくれました。個人的には最初から3バックを採用してWBで起用してのびのびとドリブルを仕掛けられる展開を作ってほしかったです。

 

スタッツを少し齧る

 今回はこのスタッツ。画像

全体的に左肩上がりの攻撃になっていることが分かります。最も前進するパスを出したのがデヨングらしく、この画像からわかるころはグリーズマンが前向きのパスを全く出せていないということです。前向きのパスを出せない、個人技で突破できないとなるといよいよFWとしての存在価値が危ぶまれるようになります。

 

右サイドのエメルソン、セルジロベルト、アラウホのユニットは比較的距離が遠く、結びつきが弱いと捉えることが出来ます。一方、ラングレ、デヨング、アルバのユニットは距離感がよく、パス本数も多いため、よい関係性が築けていると判断してもよいでしょう。

 

総括

ヘタフェ戦で褒められるのは最初の数分間だけというモヤモヤと、これでバイエルンと戦うのかという恐怖、とりあえず勝ててよかったという微かな安心感が胸の中をぐるぐるしています。前線の火力不足、守備時の脆さ、クーマンのデザイン性のなさ、哲学を放棄してまでも繰り返したロングボールなど不安要素が多く見つかりました。どれもすぐに直せるようなものではないですが、このまま直さないでいるとバルサバルサじゃなくなると思います。

 

これからのバイエルン戦やクラシコアトレティコ戦がクーマンの去就に大きくかかわってくると思われます。現時点では負けてはいないものの。試合内容で解雇もあり得る。厳しいところかもしれませんが、それがバルサです。

 

今回は以上です。いかがでしょうか?まだまだ完成度の低く、未熟なバルサですがとにかく勝ち続けるしかありません。前節に続き渋い内容でしたが、とりあえず勝ててよかったですね。

 

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では。

 

La Liga 第2節 アスレティック ビルバオvsバルセロナ マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はリーグ戦第2節、ビルバオ戦のマッチレビューです。クレとしてはなかなか眉間にしわの寄るしぶ~い試合となりましたが、振り返っていきましょう。いいねやリツイート、フォローをよろしくお願いします!

 

 

 

 

スタメン

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バルセロナ

マッチプレビューの記事でも書いていた通り、アラウホがウィリアムズを抑えるキープレイヤーだとさんざん言っていましたが、スタメンはエリックガルシアに。早くもクーマンのお気に入り枠へと昇格したのかはわかりませんが、期待していることには間違いないです。結局ソシエダ戦と全く同じメンバーでした。

 

ビルバオ

ビルバオの前線にはビジャリブレというクレたちが大っ嫌いなFWがスタメンに抜擢されるのかと思っていましたが、サンセットが選出。GKにはラロハの守護神であるウナイシモンではなく、アヒレサバラがチョイスされました。

 

 

前半

ビルバオの高い強度を伴ったハイプレス

ビルバオは試合が始まるやいなや、バルサに嵐のごとくハイプレスを仕掛けました。バルサはいきなりGKにまでボールを戻すことを余儀なくされ、開始13秒ほどでブスケツと2CBへのパスコースを切られながらプレスをかけられる場面へ。ネトは焦ってアルバへフィードするも、精度を欠き、ビルバオボールに。

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 開始わずか13秒の場面

この後も強度はずっと落ちることなく「バルサにサッカーはさせん!」と言わんばかりの緻密なプレスが続きました。これにバルサは明確な解決策を見つけることが出来ず、デヨング、ブスケツ、ぺドリたちの個人技でやっとが息がつけるほどでした。

何かがとりついたネト

みなさんも見ていて気付いたと思いますが、明らかにネトの様子がおかしかったです。キャッチするべき展開で無理につなごうとしたり、CBとの連携がうまく取れていなかったり、謎でした。いくらテアに劣るとはいえど、あの類の技術はGKとしておそらく基本事項でしょう。(GKのことはよくわからないけど)

 

厄介なウィリアムズのポジショニング

今回の試合ではウィリアムズがアラウホとのマッチアップを意図的に避けるようにポジションをとっていました。自分のマッチアップ相手をフィジカル的に大きなアドバンテージのあるエリックガルシアにすることで、裏に抜けるボールは競り合いを有利に行うことが出来ていました。これはバルサどうこうというよりも、これを採用したビルバオが秀逸でしたね。

 

逃した貴重な決定機

バルサは苦しみつつも、6分にデパイの個人技でこじ開け、決定機を作り出しました。デパイの中央へのボールがバレンシアガに当たり、こぼれ球がブライスウェイトの目の前へ。しかしシュートは無情にもゴールの上へ。1つのチャンスで決められるかどうかが、FWの評価を一変させます。

 

ビルバオのコンパクトな守備ブロック

ビルバオはハイプレスだけでなく、プレスで奪いきれなかった後の守備ブロックまで洗練されていました。中央をがっちりと固め、サイドのスペースは大きく開けていましたが、サイドに振られても守備ブロックが距離感とコンパクトさを保ち、クロスをしっかりはじき、バイタルエリアを自由に使わせないことに努めていました。

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12分24秒のシーン。コートの上半分に収まりきるほどコンパクトな守備ブロック。ライン間を存在させないほどぎっちぎちなブロックでした。

 結構極端な守備戦術だと感じましたが、これを攻略できないのがバルサの現状です。

 

後半

与えすぎたCK、そして失点

後半に入り、少しバルサに改善の様子が見られましたが、それも束の間。CKから失点してしまいます。イニゴマルティネスがエリックガルシアのマークを外し、フリーでヘディング。バルサのゴールへと吸い込まれていきました。前半からも与えすぎたCK。これだけ与えてしまえば失点するのも時間の問題だったかもしれません。

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※本来はかなりボックス内に選手たちが詰まっていましたが、見やすくするために、少し距離感を広げています 

 

解決しないデストの孤立

相変わらず解決していないデストの孤立がビルバオ戦では目立ちました。メッシが中央で基本的にプレーしていたためにデストが孤立しているものだと認識されていましたが、メッシがいなくなった後も右WGには内側でのプレーやさまざまな場面に顔を出してボールに絡むことを好むグリーズマンが起用されるため、孤立は改善されませんでした。

 

デストは孤立しながらも、単独突破など考えられるアイデアをひねり出し、何とかしようと試みますが、数的不利の場面では基本的にどうにもなりません。

 

このままアルバの左サイドに頼り切るわけにもいかないので、改善が必須です。

 

 

デパイの得点

時間が過ぎるにつれ、ハイプレスを続けるビルバオに疲れが見え始めました。オープンな展開となり、バルサらしくはありませんが、縦に速い攻撃が意味を持ちつつありました。何とか一点が欲しい展開にブスケツがダニガルシアのボールロストを誘い、こぼれ球をグリーズマンが広い、デヨング→ロベルト→デパイへと気持ちでつなぎました。シュートコースがかなり限定されていたなか、デパイが打ち抜いたのはニアハイ。お手本のようなシュートでした。

 

浮彫になったクーマンの戦術的引き出しとプレス回避法の少なさ

この試合ではバルサが悪かったこと、ビルバオがよかったことは事実ですが、前回の試合からは1週間の期間がありました。もう少しビルバオに対する策を用意できなかったのか、と感じるシーンが多々ありました。試合中も選手を投入するだけで特にこれといった改善を施している様子は見られませんでした。これはクーマンの戦術的限界なのか、それともいる選手出来る最善の策を尽くしているのか。

 

もう一つ感じたことは予想はついていたことですが、メッシという質の高すぎるプレス回避法を失ったために、今日のようなハイプレスを採用しているチームに対する策がデヨングやブスケツの個人技ぐらいになってしまっているのです。組織で崩してこそのバルサですが、中盤を省略しようとするパスが多かったのでロストが多くなり、組織で連携することを自ら放棄してしまいました。

 

ピンチを救ったエリックガルシアのプロフェッショナルファール

試合終了間際にニコウィリアムズと入れ替わり、あわやGKと1対1になるかと思われましたが、エリックガルシアの執念のスライディング。もちろん決定機の阻止ということでレッドカードが提示されましたが、結果だけでいうと失点を防ぐことが出来ていたため、彼のスライディングは意味があったと言えるでしょう。

 

結果論ですが、あの場面で止めることが出来ていなかったら、ゴールが決まっていたという展開も大いに考えられましたからね。

 

スタッツを少し齧る

今回触れるスタッツはこちら。画像

Twitterから拾ってきた画像ですが、この画像とともに、「ビルバオバルサの貧弱な守備の前ではもっとゴールを記録できたはずだ」という英語と共にツイートされていました。

 

試合を見ていただけで分かりますが、シュート本数やチャンス創出回数はバルサが圧倒的に少なく、終わってみれば総合的なゴール期待値は約2倍もの差が開いていました。

 

強度の高いハイプレスには滅法弱いことが明らかになりましたね。

 

今回は以上です。いかがでしょうか?冒頭でも述べた通り、しぶ~い試合内容でした。朝早く起きてリアルタイムで見られた方、試合内容をで察しながら見られた方、お疲れさまでした。今シーズンはこんな試合が多くなるかもしれませんが、頑張って応援しましょう!

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最後までお読みいただきありがとうございます。

では。