戦術の振り返り PART2 ゲーゲンプレス 前半

どーも。Cule_tacticalです。前回の戦術振り返り(ポゼッションサッカー編)に続いて今回はゲーゲンプレスについてお話ししたいと思います。

 

今回ゲーゲンプレスを選んだ理由は最近何となくハイプレスが流行ってるなぁーと思ったからです。事実としてCLを獲ったリバプールはこの戦術を極めています。むやみやたらにプレスをかけても、相手に交わされるだけですが、ゲーゲンプレスは本当によく考えられた戦術なのです。

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もちろん、プレスという戦術アクションは一般的に考えると、守備のアクションに分類されますが、僕はゲーゲンプレスを攻撃のアクションだと捉えています。

  • ゲーゲンプレスって?
ゲーゲンはドイツ語表記で「gegen」であり、「カウンター」という意味です。 この戦術を生み出し、革命を起こしたのはリバプールをCL優勝、ドルトムントをリーグ優勝させたユルゲン・クロップです。
 
  • 4つの型

実はゲーゲンプレスといっても大きく分けて4つの方が存在する。

1.プレーエリア制限型

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この型はもちろんボールホルダーにもプレッシングをかけるが、特徴的なのは2人以降はボールホルダーの予測されるプレーエリアをつぶしにかかること。ファーストプレッシャーがプレッシングをボールホルダーにかけることで相手はパス、もしくは少し動いてからパスコースを探すことになる。2人以降のプレッシングでボールホルダーのプレーエリアを狭めながら、パスを選択させて、そのパスカットを狙う。ボールホルダーの判断が遅れた場合には、ボールを奪い取りそのままショートカウンターへ。
 

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こちらのマンマーク型はプレーエリア制限型とは違って、ボールホルダーのプレーをある程度は許している。特徴的なのは2人以降はマンマークで対応すること。ボールホルダーにパスを出させて、インターセプトを狙ったり、パスが渡った瞬間に強度の高いプレスをかけてボールを奪う。基本的には1対1の対応だが、味方のパスコース予測能力が高いと、2対1の局面を作り出し、スムーズにショートカウンターにつなげることが可能に。
前半はここまで。残りの2つの方を後半に紹介します。
話してほしい戦術があれば、ぜひ教えてください。
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