戦術の振り返り PART2 ゲーゲンプレス 後編
どーも。Cule_tacticalです。今回は前回のゲーゲンプレス前半に引き続き、ゲーゲンプレス後半です。前回にゲーゲンプレスは実は4つの型があると話し、そのうち2つを紹介しました。後編では残りの2つを紹介していきます。
前半をまだ見られていない方はこちらから。
- パスコース制限型
ペップバルサもこの型を利用していました。
この型の特徴的な点は、ボールホルダーにプレッシングをかけながら、予測されるパスコースを消すようにプレッシングをかけること。しかし、すべてのパスコースをつぶすのではなく、ある特定のパスコースを開けておく。(上図では緑のライン。)あえてボールホルダーにパスコースを提供することで、パスを判断させて、パスが出た瞬間、もしくはパスを受け取った瞬間に、強度の高いプレスをかけて、一気にボールを奪い取る。
- ボールホルダー特攻型
こちらの型は名前の通り、プレッシングの対象はボールホルダー。パスコースやプレーエリアなど気にせずに、プレッシングをかける。ボールホルダーへの精神的なプレッシャーは大きいかも知れないが、技術や判断能力に長けているプレイヤーには効果が期待できない。
なんといってもこの戦術、プレッシングという概念や、プレッシングを回避する練習の概念などが世間に広く知れ渡っていない時代に行われたプレスのかけ方なのだ。なんて単純なんだ、そう思った方もたくさんいると思う。
いかがでしたでしょうか。今回はゲーゲンプレスの残りの2つの型についてお話ししました。次回の戦術の振り返りで話してほしい戦術などがあれば、ぜひ教えてください。
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