国王杯 Round32 リナレス戦 マッチレビュー

どうも、くれたです。今回は今シーズンの国王杯の初戦であるリナレス戦のマッチレビューです。確か2シーズン前からですが、過密日程による疲労を少しでも減らすことを目的として国王杯は基本的に格下のクラブのホームスタジアムでの一発勝負となっています。うれしいような、アウェー戦が苦手なバルサからすると厳しいようなって感じです。

 

 

 

 

 

 

スタメン

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待望のアウベスが帰還し、スタメンとして出場しました。リキはマジョルカ戦に引き続きスタメン、ジュグラは少しずつ自分の地位を築き始めていますね。

 

両チームかみ合わせ

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38歳アウベス、圧巻のパフォーマンス

今回の試合での注目選手はなんといっても帰還後最初の公式戦となったアウベスではないでしょうか。去年に行われたマラドーナカップでも持ち合わせた実力はしっかりと発揮していました。

 

今日は3-5-2の右WBとして起用されたわけですが、皆さんも試合を見ていて分かった通り、多くの人が想像する一般的な右WBというはたらきではありませんでした。時には内側、時には外側と臨機応変にポジションを入れ替え、常にフリーの状況を作り出そうとしていました。

 

相手チームのプレッシングによって作り出されたスペースを察知して移動。そのポジションでボールをフリーの状況で受けてチーム全体の前進に貢献していました。まさに典型的な偽WB(SB)のはたらきでしたね。

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アウベスの偽WB化

 

典型的な失点パターン

リナレス戦で先制点を許してしまったバルサですが、失点のパターンがあまりにも典型的すぎたという印象を受けました。ハイライトや試合を見ての通り、今回はクロスからのヘディングという流れで失点をしました。

 

これは僕の自論なのですが、クロスからの失点の原因の8割はクロサ―に対するプレッシャー不足だと思っており、今回もそのパターンでした。ペレヨンがクロスを上げたフランにボールを預けた後にインサイドに走ったところをアルバとリキの両方がつられてしまい、フランに十分な時間と余裕を与えてしまい、精度の高いクロスを許してしまいました。

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クロサ―へのプレッシャー不足

なんとか勝ち切った試合

先制点を相手に許し、決定機を作りながらも決め切れない展開が続く中で後半から流れを変えたのは途中出場のデンべレ。先発出場していたイリアスとの違いを見せ続け、62分に同点ゴールを決めました。やはりあれだけの個の力を持っているとやってくれましたね。

 

さらに逆転ゴールを決めたのは先発出場のジュグラ。彼は直近の数試合でメキメキと成長していますね。ゴールという数字を着実に残していきながら、ビルドアップ面でもボールの逃げ道を作るようなポストプレーなど地道なプレーもしっかりとこなしてくれています。

 

結果としてな終始試合の主導権は握っていたものの、なんとか勝ち切った試合という印象ですので、これから対戦では先制点を奪いより一層のボール支配が望まれます。おそらく国王杯の次戦も格下相手のアウェー戦になると思いますので、アウェー戦の弱いバルサにとっては厳しい試合展開になるとは思いますが、確実に先制点を奪いたいところです。

 

今回は以上です。いかがでしょうか?あきらめてはいませんが、かなり厳しい状況のリーガやELのことを考えると、国王杯のタイトルはぜひとも獲得しておきたいですね。ヒヤヒヤした試合とはいえ、次に駒を進められたのは良かったと思います。次回はLa Ligaのグラナダ戦でお会いしましょう。

 

では。