Champions League グループステージ 第3節 ディナモキエフ戦 マッチレビュー

どうも、くれたです。今回はディナモ・キエフ戦のレビューです。バイエルン戦、ベンフィカ戦と連敗し、グループステージ突破にはもう負けられない試合でした。

 

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スタメン

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逃しすぎた決定機

勝たなければいけなかった今回の試合、結果的には勝利を収めましたが、決定機の中でも決めなければいけない決定機がいくつかあったと思います。序盤にあったデストのヘディングやCKからのルークデヨングのヘディング、後半にデパイがアンスへ折り返した場面など。

 

特にアンスの場面はFWとしてゴールを決めたいという気持ちはわかるのですが、今回は個人の成績よりも勝利を優先することが大事な試合だったので、アンスのあの選択にはすこしガッカリしました。アンスがボールを受けた時点ではゴールに背を向けており、周辺にはシュートが万全の状態で打つことのできるブスケツコウチーニョがいたため、どちらかの選手にダイレクトでシュートができるパスをするほうが賢明であったと感じました。ブスケツが不満をあらわにしたことも理解できます。

 

即時奪回を徹底したバルサ

近年、全盛期のような即時奪回を思うように出来ず苦しんでいるバルサですが、ディナモキエフ戦では相手陣地へ押し込んでボールロストしたあとの即自奪回がうまくいっていたと思います。結果的には1-0で終わりましたが、今回のような即時奪回を徹底できていると失点数を減らすだけでなく、得点数を増やすことにも繋がります。

 

即時奪回を行うにはボールロスト場所の周辺に一定数以上の選手が必要であり、攻撃の際に中盤を省略してしまうと、守備時に切り替わった瞬間のプレッシャーに小人数しか割けないため、即自奪回には適さないサッカーになってしまいます。

 

自らを苦しめる2ボランチ

コウチーニョが投入されてからバルサはデヨングとブスケツの2ボランチにシフトしましたが、機能している印象は受けませんでした。そもそもブスケツは2ボランチが得意な選手ではありません。そのうえ、トップ下にはボールロストの多いコウチーニョがいたため、ボールロストした際のブスケツとデヨングへの負担がかなり大きいものとなってしまいました。

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ボールを失った瞬間にディナモキエフは人数をかけてカウンターに出てきたため、ブスケツ、デヨング間のラインを突破されると人数をかけるディナモキエフのカウンターvsカウンターに構える3人のDFという構図になり、DFは足が速いというわけでもなかったのでかなり苦しい展開を迎えてしまうことになりました。

 

フレンキーデヨングvsミコレンコ

皆さんも試合を見ていて気付いたと思いますが、デヨングは明らかにミコレンコをマークする役割を与えられていました。ミコレンコがどのような選手かはわかりませんが、セットプレーでのキッカーを務めたり、10番を背負っているのを見るとチームではテクニシャンという立ち位置なのだと感じました。バルサとしても事前のスカウティングでミコレンコは注意すべき選手だと思ったのでしょう。

 

そこでバルサが行ったのがデヨングとミコレンコのマッチアップでした。守備時はびったりとミコレンコにマークするよりも、ボールを持たせても、前を向かせない、自由にプレーさせないという方向性に見えました。反対に攻撃時ですが、デヨングは基本的にボールを失いませんし、ミコレンコからの執拗なプレッシャーもなかったため、比較的自由にプレーできていたと思います。改めてデヨングの総合的な能力の高さを感じた試合でした。

 

 

今回は以上です。いかがでしょうか?絶対に勝利が必要な試合で勝てたことにはホッとしましたが、次戦はクラシコです。調子がw類では片づけられない試合で緊張もありながら、やはり楽しみですね。

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では。