ハーフスペースとは。
どーも。Cule_tacticalです。今回はここ2、3年で一気に知名度を増した言葉、ハーフスペース。この言葉かピッチのどの部分を指すのか、このスペースを使うことでどんな現象が生まれるのかを解説したいと思います。
- ハーフスペースってどこ?
ハーフスペースの重要性は、中央では360度の選択肢を持ってプレーできるのに対してサイドではタッチラインを背負うためにプレーする視野、パスコース、選択肢が削られる。そのため守備陣は中央を固める。
そこで、中央でもサイドでもないハーフスペースを利用した攻撃方法が効果的になる。
中央にボールがある場合、両チームとも選手がゴール前に位置していて、目線は縦方向を見ることになる。ハーフスペースにボールを動かすと、視野は縦方向ではなく斜め方向となる。ハーフスペースにポジションを取った選手には、中央の場合と同じ数のプレーの選択肢が用意されていてサイドのように選択肢が限定されない。
そして中央にいる時のように後方の視野の外にディフェンダーがいるわけでもなく、相手を見ながらゴールを見ることが容易。つまり、ハーフスペースでボールを受けると中央ほどターンもポストプレーも必要がなく、サイドほど選択肢が限定されない。
ペップは現在、シティで偽SBを駆使し、WGを大外に、ハーフスペースにIHを位置させる。WGで相手のSBの視線、注目をひきつけ、相手CBとSBの距離感を広げ、ハーフスペースに侵入しやすくする。相手はセンターのレーンに密集しているので、 ペナルティエリア内のハーフスペースでボールを受けると、ある程度の自由が生まれる。
そしてシティでのIHを任されている選手は、デブライネやダビド・シルバやベルナルド・シウバやギュンドアンやフォーデン。ある程度のスペースと時間があれば、決定的な仕事ができる選手たち。
このシステムにうまく選手をはめ込み、プレミア2連覇を果たした。
実は2011年CWCでの時点でもペップはハーフスペースを狙う意識がすでにあったのだ。
さすがペップとしか言いようがない。
その証拠がこの動画。
今回はここまで。
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