Champions League GS 第4節 ディナモキエフ戦 マッチレビュー
どうも、くれたです。今回はディナモキエフ戦のレビューです。バイエルン様にバルサ以外も順調に蹴散らしていただいているのでGS突破が見えてきました。ですが、懇切も気が抜けない試合です。
カンプノウで行われたディナモキエフ戦のレビューも貼っておくのでぜひ!
スタメン
ディナモキエフの守備時
ディナモキエフは守備時に4-2-3-1から4-4-2へと可変をして守備ブロックを形成していました。また、決まり事として2トップの1人がバルサのCBにプレスをかけ、もう1人のFWはブスケツをマークすることを徹底していました。
ディナモキエフの守備時
— くれた (@Cule_tactical) 2021年11月2日
・4-2-3-1から4-4-2に可変
・2トップのボールに近い方がプレス、もう1人はブスケツへのマークを徹底
・後ろ向きでボールを受ける選手には強く当たる
右WGが中盤の選手であるガビが務めたため、幅のあるダイナミックな攻撃はあまり見られませんでしたが、ニコが最近見せているゴール前への飛び出しやハーフスペースでのランニングにより、多少迫力のある攻撃を見せられたと思います。
効果的ではなかった右サイドからのミンゲサのクロス
今回の試合、あきれるほど見せられてシーンといえば、右サイドからのクロスでしょう。ミンゲサのクロスはあまり効果的ではないように見えました。もちろん、ミンゲサもSBとして起用されるなら最低限のクロス精度を持っておきたいところですが、もともとチームのスタイルとして浅い位置から浮き球のクロスを上げることがほとんど意味を持たないクラブなので、ミンゲサにその選択肢しか与えていなかったピッチ上の選手や戦術の落とし込み方にも改善の余地があると思いました。
対してクロスの精度が高くもないミンゲサにも多少の責任はあるけど、クロスが苦手なタイプのSBにクロス以外の選択肢を与えていない周囲の選手や戦術の落とし込み方にも問題があると思う。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年11月2日
また、個人的な考えですが、浮き球のクロスを出すぐらいなら精度の高いグラウンダークロスの試行回数を増やすべきだと思っています。この考えは普段見ないJリーグの試合を見ていていつも思うことです。ロナウドやルカク、イブラヒモビッチのような圧倒的な身長や身体的優位を持った選手がいないのにわざわざ難しい浮き球のクロスを上げる必要があるのでしょうか?
グラウンダークロスの方がシュートも簡単、精度も上げやすいといいことはたくさんあると思います。
グラウンダークロスの方がコース、タイミング、合わせる側の難易度の全てにおいて簡単。なおさらバルサみたい高身長の選手がいないならグラウンダークロスを選択するべき。
— くれた (@Cule_tactical) 2021年11月2日
相手が前にいて浮き球を蹴るしかないぐらいなら、その選手をドリブルで突破する技術を磨いくべきと俺は思ってるぐらい。
デヨング、ニコの同時起用の効果
今回、デヨングとニコを同時起用した暫定監督のバルファンですが、バルサのIHには相手の守備ブロック内で前を向いてラストパスをする役割があると思っています。(簡単に言ってますが、めっちゃむずいです)しかし、ニコは先述の通り、ゴール前への飛び出しやハーフスペースでのランニングが特徴であり、デヨングはブロックの後ろで組み立てを行ったり、ブロックを飛び出してゴールを狙うのが特徴です。
そうなると、ブロック内で仕事をする選手がいないですよね。それが今回の試合でブロックの周辺でボールを回し続ける展開が多かった理由であると思います。
スタッツを少し齧る
今回はこのスタッツです。最終ラインでのパス交換が非常に多いことが分かります。この画像をツイートしていた方も「これはバルサのパスマップなのか!?」と動揺していました笑
This is a Barcelona passmap.
— Between The Posts (@BetweenThePosts) 2021年11月3日
This is a Barcelona passmap?
This is a Barcelona passmap!?#Barca pic.twitter.com/5QO76QDFXE
先ほど紹介したデヨングとニコの同時起用によって起こったブロックの周りでパスを回す現象を顕著に表していますね。
今回は以上です。いかがでしょうか?次のカンプノウでのベンフィカ戦で勝てばGS突破が確定らしいです。カンプノウですが全く気は抜けません。
ぜひ、いいねやリツイートなどの拡散、フォローだけでもよろしくお願いします。
では。